ROE重視の割安株チェック|稼ぐ力と株価のバランス

ROEが高くPER・PBRが抑えめの銘柄を、資本効率を重視したバリュー投資の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

ROE 15%以上

株主資本に対して十分な利益を生み出している銘柄を中心に、稼ぐ力を確認します。

PER 20倍以下・PBR 2.0倍以下

高ROEでも株価が過度に膨らんでいないか、割安感の下限を設けています。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-10です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
2220亀田製菓1.90%54.7%5.5%23.9%3.24
2767円谷フィールズホールディングス4.88%59.2%10.0%21.3%6.86
2120LIFULL2.55%63.6%13.6%20.4%4.92
3076あい ホールディングス5.24%77.7%13.4%19.4%6.57
3245ディア・ライフ5.98%59.3%9.8%18.9%8.76
3107ダイワボウホールディングス3.24%36.8%3.3%18.9%9.37
3696セレス8.35%35.5%7.9%18.8%9.95
3288オープンハウスグループ2.34%38.1%10.9%18.7%10.94

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

日々の家計管理と同じで、投資も「いくらで買って、どれだけ効率よく増えてくれるか」という視点が大切ですよね。今回は、しっかり稼ぐ力(ROE)がありながら、お値段が控えめな「お買い得銘柄」をいくつかピックアップしてみました。

銘柄ごとの注目ポイント

亀田製菓(2220)

まず驚いたのがこちら。ROEが23.9461%と非常に高く、効率よく利益を出していますね。それなのにPERは3.2410倍、PBRも0.7761倍と、1倍を大きく下回っています。これだけ稼いでいるのに評価が低いのは、もしかすると地味な業種であることや、市場に見落とされているからかもしれません。お買い物で例えるなら、「品質は最高なのに、棚の隅っこにあって誰も気づいていない掘り出し物」のような状態です。

円谷フィールズホールディングス(2767)

こちらは配当利回りが4.8780%と高く、主婦としては心強い数字です。ROEは21.3378%と高水準で、PER 6.8618倍、PBR 1.4607倍と割安感があります。卸売業という競争の激しい業界ですが、しっかり利益を出す仕組みを持っているようです。

LIFULL(2120)

ROE 20.4327%に対し、PER 4.9168倍、PBR 1.3201倍と、かなり控えめな評価になっています。サービス業でこれだけ効率的に稼げているのに、株価が抑えられているのは気になりますね。安定して利益を出しているのに割安に放置されている銘柄は、じっくり観察したいところです。

あい ホールディングス(3076)

配当利回りが5.2376%と非常に魅力的ですね。ROE 19.4262%という稼ぐ力がありながら、PER 6.5655倍、PBR 1.2481倍です。卸売業の中では特にバランスが良く、堅実な家計管理のような安心感があります。

ディア・ライフ(3245)

不動産業界のこちら。ROE 18.9358%と高く、配当利回りも5.9757%と太っ腹です。PER 8.7564倍、PBR 1.6568倍となっており、成長性と割安さが同居しています。売上高成長率が67.4595%と非常に高いので、勢いがある点も注目ですね。

ダイワボウホールディングス(3107)

ROE 18.8603%に対し、PER 9.3684倍、PBR 1.7359倍です。こちらも卸売業で、効率的な経営ができていることが分かります。ただ、他の銘柄に比べるとPBRがやや高めなので、慎重に見極めたいと思います。

セレス(3696)

配当利回り8.3488%という数字には目を見張ります!ROE 18.7771%、PER 9.9534倍、PBR 1.8830倍と、指標面では割安圏内です。直近の株価上昇率が高いようですが、それでもまだ割安感があるのか、それとも期待で買われているのか、冷静に判断したい銘柄です。

オープンハウスグループ(3288)

ROE 18.6903%と高く、PER 10.9439倍、PBR 1.6357倍です。不動産業界のリーダー的な存在ですが、稼ぐ力に対して株価はまだ控えめな印象を受けます。

セクター偏りについて

今回の抽出結果を見ると、「卸売業」と「不動産業」に偏りがあることが分かりますね。これらのセクターはもともと低PER・低PBRになりやすい傾向がありますが、その中でも特にROEが高い(=効率的に稼いでいる)会社を選び出しました。特定の業界に偏るとリスクになりますので、分散して考えるのがお母さんの知恵です。

まとめ

今回は「高いROE」という稼ぐ力がありながら、「低いPER・PBR」という割安な価格がついている銘柄を集めました。

ただ、数字だけが安くても、中身が伴っていなければ意味がありません。安い理由が単なる不人気なのか、それとも業績悪化の兆し(バリュートラップ)なのかを、家計の収支を細かくチェックするように慎重に確認したい銘柄群です。

高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。

利回り以外に確認したい指標

  • ROEの推移 — 一時的な好調か持続性があるか
  • 自己資本比率 — 高ROEがレバレッジ由来でないか
  • PERとROEの関係 — 割安かつ効率的な組み合わせか

本サイトの記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。