配当も味わう割安株|インカム×バリューの候補

配当利回りとPER・PBRのバランスが良い銘柄を、割安株とインカムの両面から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

配当利回り 2.5%以上

株価が割安なうえに、一定の配当インカムも期待できる銘柄を探します。

PER 18倍以下・PBR 1.8倍以下

配当利回りだけでなく、収益・純資産に対する株価水準も確認します。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-10です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
1852淺沼組6.6%42.1%4.1%10.4%13.3
3245ディア・ライフ6.0%59.3%9.8%18.9%8.8
2108日本甜菜製糖5.5%79.3%0.1%6.5%11.5
1870矢作建設工業5.4%51.5%8.1%11.1%9.5
1833奥村組5.3%44.7%5.2%9.3%11.0
1814大末建設5.3%42.3%6.2%15.1%9.6
3076あい ホールディングス5.2%77.7%13.4%19.4%6.6
3817SRAホールディングス5.2%64.7%15.5%16.7%10.3

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

日々の家計管理と同じで、株選びも「お買い得かどうか」をしっかり見極めることが大切ですよね。今回は、配当利回りが2.5%以上ありながら、PERやPBRなどの指標から見て「今の価格はちょっと控えめすぎるんじゃないかしら?」と感じる銘柄をいくつかピックアップしてみました。

派手な人気株に飛びつくよりも、地味だけれど中身がしっかりしていて、お値段がお手頃な「優良な割安株」を探していきましょうね。

銘柄ごとの注目ポイント

淺沼組(1852)

まず目に飛び込んできたのが、配当利回り6.6%という非常に高い水準のこちらです。PERは13.3倍、PBRは1.4倍と、指標面でも割安感がありますね。ROEも10.4%と二桁を維持しており、効率的に利益を出せています。建設業界は景気変動の影響を受けやすいですが、この利回りは家計にとっても心強い味方になりそうです。

ディア・ライフ(3245)

こちらは驚くほど効率的な経営をされていますね。ROEが18.9%と非常に高く、それでいてPERは8.8倍とかなり低く評価されています。PBRは1.7倍と少し高めに見えますが、売上高成長率が67.5%という驚異的な伸びを見せているため、成長性の割に株価が追いついていない印象です。配当利回りも6.0%と高く、攻守のバランスが良い銘柄と言えそうです。

日本甜菜製糖(2108)

お料理に欠かせない砂糖を扱うこちら。PBR 0.7倍という数値が光っていますね。純資産よりも株価が低い状態ですので、まさに「バーゲンセール」のような状態です。PERは11.5倍、ROEは6.5%と控えめですが、自己資本比率が79.3%と非常に高く、家計でいうところの「しっかり貯金がある安心感」があります。配当利回り5.5%も魅力的です。

矢作建設工業(1870)

PER 9.5倍、PBR 1.1倍と、教科書通りの割安水準ですね。ROEは11.1%としっかりしており、配当利回りも5.4%あります。売上高成長率が20.4%と好調な点に注目したいところです。地味な業種ですが、着実に稼いで還元してくれる堅実さが感じられます。

奥村組(1833)

こちらもPER 11.0倍、PBR 1.0倍と割安圏内です。ROEは9.3%で、配当利回りは5.3%となっています。大手ならではの安定感がありますが、直近3ヶ月の株価が10%以上的に推移しているため、底堅い動きを見せているのかもしれませんね。

大末建設(1814)

ROE 15.1%という高い収益力を持ちながら、PERは9.6倍に留まっています。PBRは1.4倍です。配当利回りも5.3%と高く、成長性と還元姿勢の両方が評価できる水準です。

あい ホールディングス(3076)

今回のリストの中で最もPERが低いのがこちらで、なんと6.6倍です。ROEは19.4%と非常に高く、稼ぐ力があるのに株価が低く放置されている印象を受けます。PBR 1.2倍、配当利回り 5.2%と、数字だけ見れば非常にお買い得な状態と言えますね。

SRAホールディングス(3817)

ROE 16.7%に対し、PER 10.3倍というバランスの良い銘柄です。PBRは1.7倍とやや高めですが、配当利回り 5.2%を確保しています。情報通信という成長分野でありながら、この指標水準に落ち着いているのは興味深いですね。

セクター偏りについて

今回の抽出結果を見ると、「建設業」の銘柄がかなり多く集まりましたね。建設業界はもともとPBRが低く出やすい傾向がありますが、その分、配当利回りが高くなりやすく、バリュー投資家にとっては宝探しのようなセクターです。一方で、不動産や食品、情報通信など、異なる業種も混ざっていますので、分散して検討するのが賢明だと思います。

まとめ

全体的に、高い収益力(ROE)を持ちながら、市場からはまだ十分に評価されていない「お買い得品」のような銘柄が揃いました。

特にPERが10倍を切っている銘柄や、PBRが1倍を割っている銘柄は、中身の価値に対して価格が安く設定されている可能性が高いです。ただ、安いのには理由があることも多いので、業績が右肩下がりになっていないかなど、お買い物前に成分表示を確認するように、じっくりと分析したい銘柄群ですね。

高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。そんな視点で、ゆっくり検討してみてくださいね。

利回り以外に確認したい指標

  • 配当性向 — 利回りが高すぎないか
  • 減配履歴 — 配当の継続性
  • 割安の理由 — 一時的な業績悪化か

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