割安株スクリーニング|PER・PBRから見た注目銘柄
プライム市場からPER・PBRが割安でROE・自己資本比率が一定以上の銘柄を、バリュー投資の観点から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
PER 15倍以下
収益に対して株価が割安な銘柄を抽出します。業種特性による違いは個別に確認が必要です。
PBR 1.5倍以下
純資産に対して株価が抑えられている銘柄を探します。バリュートラップに注意しつつ候補を絞ります。
ROE 8%以上・自己資本比率 40%以上
割安だけでなく、資本効率と財務基盤も確認します。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-14です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3076 | あい ホールディングス | 5.23% | 77.7% | 13.4% | 19.4% | 6.57 |
| 2767 | 円谷フィールズホールディングス | 4.77% | 59.2% | 10.0% | 21.3% | 7.01 |
| 4028 | 石原産業 | 4.62% | 53.7% | 12.3% | 12.9% | 6.47 |
| 3932 | アカツキ | 4.17% | 72.8% | 28.8% | 12.5% | 7.34 |
| 1879 | 新日本建設 | 3.78% | 72.6% | 14.7% | 11.3% | 7.93 |
| 4507 | 塩野義製薬 | 2.67% | 65.4% | 33.4% | 12.2% | 11.82 |
| 5351 | 品川リフラ | 4.47% | 46.1% | 7.7% | 24.4% | 3.52 |
| 1968 | 太平電業 | 3.04% | 72.1% | 10.5% | 9.4% | 13.06 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
日々の家計管理と同じように、株選びも「価値があるのに安く売られているもの」を見つけるのが一番の楽しみですよね。今回は、収益力(ROE)と財務の健全性をしっかり確保しつつ、株価が控えめな銘柄をいくつかピックアップしてみました。
銘柄ごとの注目ポイント
あい ホールディングス(3076)
まず目に飛び込んできたのがこちら。PER 6.57倍、PBR 1.24倍と非常に割安感がありますね。特筆すべきはROE 19.42%という高い資本効率です。自己資本比率も77.74%と盤石で、家計で言えば「貯金もしっかりありながら、効率よくお小遣いを増やせている」ような状態です。配当利回り5.23%も主婦としては見逃せませんね。
円谷フィールズホールディングス(2767)
こちらも卸売業で、PER 7.01倍、PBR 1.49倍と割安な水準です。ROEは21.33%と非常に高く、稼ぐ力は十分にあるようです。ただ、PBRが1.5倍に近づいているので、ここからさらに割安と言えるかは慎重に見極めたいところですね。
石原産業(4028)
化学セクターのこちら。PER 6.46倍、PBR 0.83倍と、純資産を下回る水準まで評価が下がっています。ROEは12.89%あり、効率的に利益を出しているにもかかわらず、市場からは低く評価されているようです。いわゆる「お買い得品」の状態ですが、化学業界の市況による影響がないか、中身をじっくり確認したい銘柄です。
アカツキ(3932)
情報・通信業のこちら。PER 7.34倍、PBR 0.91倍と割安です。ROEは12.46%で、営業利益率が28.79%と非常に高いのが魅力ですね。少ないコストでしっかり利益を出せる体質ですが、株価が低く抑えられているのは、成長性への期待値が現状の株価に反映されていないからかもしれません。
新日本建設(1879)
建設業の銘柄です。PER 7.92倍、PBR 0.89倍と割安圏内です。ROEは11.31%で、自己資本比率も72.61%と非常に堅実な財務基盤を持っています。派手さはありませんが、地道に家計を支えるような安心感のある数値ですね。
塩野義製薬(4507)
医薬品セクターのこちら。PER 11.81倍、PBR 1.43倍と、今回のリストの中では指標が高めですが、ROE 12.17%と安定しています。営業利益率が33.36%と極めて高く、ブランド力のある商品を持っていることが伺えます。
品川リフラ(5351)
驚いたのがこちらの数値です。PER 3.52倍、PBR 0.85倍という圧倒的な割安さです。さらにROEは24.37%と非常に高く、効率よく稼いでいます。ここまで指標が低いのは、一時的な利益によるものか、あるいは市場に見落とされているのか。バリュートラップ(割安のまま放置される状態)でないか、慎重に分析したい銘柄です。
太平電業(1968)
建設業のこちら。PER 13.06倍、PBR 1.23倍、ROE 9.41%と、バランスの取れた数値です。自己資本比率も72.08%と高く、財務的な不安は少なそうです。
セクター偏りについて
今回は卸売業や建設業など、地味ながらも実力のあるセクターが多く抽出されました。派手なハイテク株ばかりに注目が集まりがちですが、こうした「縁の下の力持ち」的な銘柄にこそ、本当の割安さが隠れていることが多いものです。
まとめ
家計の買い物と同じように、ただ「安いから」という理由だけで飛びつくのではなく、中身(ROEや財務)がしっかりしているかを確認することが大切です。今回挙げた銘柄は、どれも資本効率と健全性のバランスが良いものばかりですが、市場がなぜこの価格に据え置いているのかを考えることが、成功への近道だと思います。
高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。そんな視点で、ゆっくりと検討してみてくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- 業績トレンド — 割安の理由が一時的か構造的か
- セクター平均PER — 同業他社との比較
- キャッシュフロー — 利益の質を確認