高配当株ランキング|利回りだけで選ばない3つの確認ポイント

プライム市場から配当利回り3%以上・自己資本比率30%以上・営業利益率3%以上で抽出した高配当銘柄を、財務の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

配当利回り 3%以上

インカム投資の入り口として、市場平均を上回る利回り水準を設定しました。ただし、利回りが異常に高い銘柄は「株価下落で利回りが膨らんだ」ケースもあるため、これだけでは判断しません。

自己資本比率 30%以上

配当は利益の余剰金から支払われます。自己資本比率が低いと、景気後退時に減配リスクが高まります。財務の土台を確認するための条件です。

営業利益率 3%以上

本業でしっかり稼げているかを見るための条件です。営業利益が薄い会社は、配当原資の安定性に疑問が残ります。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-14です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
3076あい ホールディングス5.23%77.7%13.4%19.4%6.57
2767円谷フィールズホールディングス4.77%59.2%10.0%21.3%7.01
4028石原産業4.62%53.7%12.3%12.9%6.47
3932アカツキ4.17%72.8%28.8%12.5%7.34
2317システナ4.29%64.9%16.3%28.6%4.62
1879新日本建設3.78%72.6%14.7%11.3%7.93
5351品川リフラ4.47%46.1%7.7%24.4%3.52
1926ライト工業5.50%71.5%12.4%13.9%13.37

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、穏谷 みどりです。

日々の株価の変動に心を揺らされることもあるかと思いますが、私たちはゆっくりと、心地よい配当の流れを大切にしていきたいですね。今回は、財務の土台がしっかりとしていて、かつ魅力的な利回りを持つ銘柄さんたちをご紹介します。

高配当であることはとても嬉しいことですが、ただ利回りが高いだけでは不安です。利益が出ていないのに無理に配当を出している場合、将来的に減配となってしまうかもしれません。ですので、私は「本業でしっかり稼げているか(営業利益率)」と「不測の事態に耐えられる蓄えがあるか(自己資本比率)」を大切に見ています。

銘柄ごとの注目ポイント

あい ホールディングス(3076)

利回りが5.23%と非常に高く、目を引きますね。特筆すべきは自己資本比率の高さで、77.74%という盤石な財務基盤を持っています。営業利益率も13.43%と二桁を維持しており、配当の原資となる稼ぐ力もしっかりしています。安心感のある構成ですね。

円谷フィールズホールディングス(2767)

利回り4.77%、自己資本比率59.17%と、バランスの良い銘柄さんです。営業利益率は10.02%となっており、安定して本業の利益を積み上げています。ROEが21.33%と非常に高く、効率的な経営が行われていることが伺えます。

石原産業(4028)

利回り4.62%で、自己資本比率は53.65%です。営業利益率も12.31%と健全な水準にあります。PBRが0.83倍と1倍を割れており、資産価値から見ても控えめな評価となっているため、長期的な視点でじっくり見守りたい銘柄さんです。

アカツキ(3932)

利回り4.17%ですが、注目したいのは営業利益率の高さです。なんと28.79%もあり、非常に効率よく利益を出せていますね。自己資本比率も72.77%と高く、財務的な余裕が配当の持続可能性を後押ししてくれそうです。

システナ(2317)

利回り4.28%、自己資本比率は64.85%です。営業利益率16.27%に加え、ROEが28.55%と極めて高く、資本を非常に効率的に活用して成長されています。勢いを感じる財務内容ですね。

新日本建設(1879)

利回りは3.77%と控えめですが、自己資本比率が72.61%と高く、とても慎重で堅実な経営姿勢が伺えます。営業利益率も14.74%あり、地道に配当を維持できる体力を備えていると感じます。

品川リフラ(5351)

利回り4.47%、自己資本比率は46.13%です。営業利益率は7.65%と他の銘柄さんに比べると低めですが、それでも基準をクリアしており、ROEが24.37%と高いため、効率的な運用ができているようです。

ライト工業(1926)

今回のリストの中で最も高い利回り5.49%を誇ります。自己資本比率も71.47%と高く、営業利益率も12.35%と良好です。高利回りながら財務の健全性が伴っているため、インカム投資の視点から非常に興味深い銘柄さんですね。

セクター偏りについて

今回の抽出結果を拝見しますと、「卸売業」や「建設業」、「情報・通信業」が中心となっています。特定の業界に集中しすぎると、その業界全体に逆風が吹いた時に配当への影響が出やすくなります。ご自身のポートフォリオの中で、バランスよく分散させることを意識してみてくださいね。

まとめ

中長期のインカム投資では、目先の株価の上下よりも、配当の継続性と財務の健全性を確認したい銘柄群です。今回ご紹介した銘柄さんは、いずれも自己資本比率や利益率に一定の水準があり、安定感があると言えます。

ただ、どんなに財務が良くても、市場環境によっては株価が変動いたします。短期的な値動きを狙われる場合は、利回りだけでなく、出来高やテクニカル面での確認を優先されるのがよろしいかと思います。

株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。 穏やかな投資ライフをお過ごしくださいね。

利回り以外に確認したい指標

  • 配当性向 — 70%を超えると、減配や無配のリスクが高まります
  • 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方で配当原資を確認します
  • 減配・無配の履歴 — 過去に減配したことがあるかは、長期保有の判断材料になります

本サイトの記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。