ROE重視の割安株チェック|稼ぐ力と株価のバランス

ROEが高くPER・PBRが抑えめの銘柄を、資本効率を重視したバリュー投資の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

ROE 15%以上

株主資本に対して十分な利益を生み出している銘柄を中心に、稼ぐ力を確認します。

PER 20倍以下・PBR 2.0倍以下

高ROEでも株価が過度に膨らんでいないか、割安感の下限を設けています。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-14です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
4506住友ファーマ—%36.4%23.2%36.5%4.99
5351品川リフラ4.47%46.1%7.7%24.4%3.52
2220亀田製菓1.89%54.7%5.5%23.9%3.26
2767円谷フィールズホールディングス4.77%59.2%10.0%21.3%7.01
2120LIFULL2.57%63.6%13.6%20.4%4.89
3076あい ホールディングス5.23%77.7%13.4%19.4%6.57
3245ディア・ライフ5.92%59.3%9.8%18.9%8.84
3107ダイワボウホールディングス3.22%36.8%3.3%18.9%9.43

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

日々の家計管理と同じで、投資も「いくらで買ったか」がとっても大切ですよね。今回は、しっかり稼ぐ力があるのに、なぜか市場で正当に評価されていない「お買い得品」のような銘柄を探してみました。

ROE(自己資本利益率)が高いということは、限られた資金を使って効率よく利益を出せているということ。いわば「家計のやりくり上手な会社さん」です。そんな優秀な会社さんが、PERやPBRで見ると割安に放置されている……そんなお宝銘柄を一緒に見ていきましょうね。

銘柄ごとの注目ポイント

住友ファーマ(4506)

まず驚いたのがこちらの数値です。ROEが36.54%と非常に高く、稼ぐ力は抜群に見えます。それなのにPERは4.99倍、PBRも1.82倍とかなり控えめな評価です。ただ、直近3ヶ月の株価が34%以上も下がっているのが気になりますね。業績に不安要素があるのかもしれません。「安さ」には理由があることが多いので、ここは慎重に見極めたいところです。

品川リフラ(5351)

こちらは家計感覚で見ても「お買い得感」が強いですね。ROE 24.38%という高効率な経営をしているのに、PBRは0.86倍と解散価値さえ下回っています。PERも3.52倍と非常に低く、配当利回りも4.47%としっかりしています。地味な業種かもしれませんが、こういう堅実な銘柄こそバリュー投資の醍醐味だと思います。

亀田製菓(2220)

食品系で注目したいのがこちら。ROE 23.95%に対し、PER 3.26倍、PBR 0.78倍と、今回の中で最も指標が低く出ています。売上高成長率も33.69%と勢いがあるのに、株価はかなり抑えられていますね。市場に見落とされている可能性があり、じっくり観察したい銘柄です。

円谷フィールズホールディングス(2767)

外食の有名店ですね。ROE 21.34%と高く、PER 7.01倍、PBR 1.49倍とバランスが良いです。配当利回りも4.77%あり、株主への還元姿勢も感じられます。成長性と割安さが同居している印象で、安心感がありますね。

LIFULL(2120)

ROE 20.43%に対し、PER 4.89倍という低評価です。PBRは1.31倍と適正範囲内ですが、利益の出方に対して株価がかなり割安に放置されている印象を受けます。

あい ホールディングス(3076)

ROE 19.43%で、PER 6.57倍、PBR 1.25倍。特筆すべきは配当利回り5.23%という高さです。しっかり稼いで、しっかり還元してくれる。主婦としてはこういう誠実な会社さんは応援したくなりますね。

ディア・ライフ(3245)

不動産セクターのこちら。ROE 18.94%に対し、PER 8.84倍、PBR 1.67倍です。売上成長率が67.46%と爆発的に伸びており、勢いがあります。配当利回りも5.92%と非常に高く、インカムゲインを重視する方には魅力的な数値です。

ダイワボウホールディングス(3107)

ROE 18.86%に対し、PER 9.43倍、PBR 1.75倍。他の銘柄に比べると指標はやや高めですが、それでも十分割安な水準です。売上も順調に伸びており、安定感がありますね。

セクター偏りについて

今回は卸売業(特に食品や商社系)が多く抽出されました。これらのセクターはもともとPERが低く出やすい傾向がありますが、その中でもROEが高い銘柄を選んでいるため、「効率的に稼いでいるのに不人気」というバリュー株らしいラインナップになっていますね。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、どれも「稼ぐ力(ROE)」があるのに、株価が割安な水準にあります。でも、ただ安いだけの「格安品」には、時として理由があるものです。特にPERが極端に低いものは、将来への不安から売られている「バリュートラップ」の可能性もあります。

安さだけでなく、ちゃんと稼いでいる会社かどうかを家計の収支を見るように丁寧に確認したい銘柄群です。高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。じっくり時間をかけて見極めていきましょうね。

利回り以外に確認したい指標

  • ROEの推移 — 一時的な好調か持続性があるか
  • 自己資本比率 — 高ROEがレバレッジ由来でないか
  • PERとROEの関係 — 割安かつ効率的な組み合わせか

本サイトの記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。