増配余地のある高配当株|成長と配当の両立
配当利回りと売上成長率のバランスが良い銘柄を、増配余地の観点から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 2.5%以上
一定のインカムを確保しつつ、事業成長も見込める銘柄を探します。
売上成長率 5%以上
業績が伸びている企業は、将来的な増配余地がある可能性があります。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-14です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4310 | ドリームインキュベータ | 10.74% | 74.0% | 20.6% | 13.8% | 14.07 |
| 3393 | スターティアホールディングス | 10.13% | 54.0% | 13.6% | 27.6% | 12.42 |
| 2410 | キャリアデザインセンター | 9.56% | 59.8% | 8.5% | 23.8% | 13.96 |
| 3696 | セレス | 8.33% | 35.5% | 7.9% | 18.8% | 9.97 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.92% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 8.84 |
| 1926 | ライト工業 | 5.50% | 71.5% | 12.4% | 13.9% | 13.37 |
| 1870 | 矢作建設工業 | 5.39% | 51.5% | 8.1% | 11.1% | 9.43 |
| 1814 | 大末建設 | 5.34% | 42.3% | 6.2% | 15.1% | 9.52 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、穏谷 みどりです。
日々の株価の変動に心を揺らされることもありますが、私たち長期投資家が大切にしたいのは、やはり「心地よい配当」と「揺るぎない財務」ですよね。今回は、インカムゲインを確保しつつ、売上成長という未来への種まきができている銘柄さんたちを一緒に見ていきましょう。
銘柄ごとの注目ポイント
ドリームインキュベータ(4310)
まず驚かされるのが、10.7367%という非常に高い配当利回りです。ですが、私が安心したのは自己資本比率が73.9909%と大変高く、財務の土台がしっかりしている点です。営業利益率も20.5960%と高く、効率的に稼ぐ力がありますね。売上成長率も40.5628%と目覚ましく、今の高い配当を維持しつつ、さらに成長してくれる可能性に期待したい銘柄さんです。
スターティアホールディングス(3393)
こちらも10.1299%という高利回りが目を引きますね。自己資本比率は54.0067%と標準的ですが、ROEが27.6060%と非常に高く、資本を効率よく活用して利益を出されています。売上成長率も7.1056%と堅調に伸びており、バランスの良い成長と還元を両立させている印象を受けます。
キャリアデザインセンター(2410)
配当利回りは9.5628%と高水準です。自己資本比率は59.8488%で、財務的な安定感は十分にあると言えそうです。ROEが23.7828%と高く、事業の収益性は良好ですが、営業利益率は8.4886%と控えめなため、今後のコスト管理や利益率の向上が配当の持続性をさらに強めてくれそうですね。
セレス(3696)
利回りは8.3333%と魅力的です。ただ、自己資本比率は35.4613%となっており、今回ご紹介する銘柄の中では少し低めです。ROEは18.7771%と高いものの、財務の余裕度については他の銘柄より慎重に確認しておきたいところですね。高配当なのは嬉しいですが、おっとりと慎重に見守りたい銘柄さんです。
ディア・ライフ(3245)
利回りは5.9204%と落ち着いていますが、特筆すべきは67.4595%という驚異的な売上成長率です。自己資本比率は59.3022%で安定しており、ROEも18.9358%と高いため、事業の急拡大に伴う将来的な増配への期待が膨らみますね。
ライト工業(1926)
利回りは5.4994%です。注目は71.4715%という高い自己資本比率で、まさに「穏やかな安定」を象徴する財務健全性をお持ちです。売上成長率も14.6226%と二桁成長しており、長期的に安心して付き合っていけそうな安心感があります。
矢作建設工業(1870)
利回りは5.3908%で、自己資本比率は51.4702%です。売上成長率が20.3990%と高く、業績の伸びが配当の裏付けとなっています。ROEも11.1418%と安定しており、着実な歩みを感じさせる銘柄さんです。
大末建設(1814)
利回りは5.3448%、自己資本比率は42.2639%です。売上成長率が18.5629%と好調で、ROEも15.0734%と高い水準を維持しています。建設業界という特性上、資産規模が大きいですが、しっかりと利益を出しながら還元に回してくださっていますね。
セクター偏りについて
今回の抽出結果を拝見しますと、「サービス業」と「建設業」の2つのセクターに分かれていますね。特に建設業の方は、財務基盤がしっかりとした銘柄さんが多く集まりました。特定の業界に偏りすぎるとリスクになりますので、ご自身のポートフォリオの中でバランス良く配置されることをおすすめいたします。
まとめ
利回りが10%を超えるような銘柄さんはとても魅力的ですが、数字だけを見て飛びつくのではなく、自己資本比率などの財務健全性を併せて確認することが大切です。
今回挙げた銘柄さんたちは、多くが売上成長を伴っており、単なる「高配当」ではなく「成長しながら還元してくれる」可能性を秘めています。今の配当だけでなく、これからも長く続く配当を期待したい銘柄群ですね。
株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。 どうぞ、穏やかな投資ライフをお過ごしくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 増配の余地はあるか
- 利益の推移 — 成長が配当原資に反映されているか
- 過去の配当方針 — 増配傾向があるか