今週の高配当株チェック 第1回

プライム市場の高配当銘柄を、利回りと財務の観点から毎週整理します(第1回)。

なぜこの条件で抽出したか

配当利回り 3%以上

毎週のインカム投資チェックとして、市場平均を上回る利回り水準を設定しています。

自己資本比率 30%以上

配当の持続性を見るため、財務基盤の確認を欠かしません。

営業利益率 3%以上

本業での稼ぎがある銘柄に絞り、減配リスクの高い銘柄を除外しやすくします。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-10です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
3393スターティアホールディングス10.11%54.0%13.6%27.6%12.44
2410キャリアデザインセンター9.68%59.8%8.5%23.8%13.79
3696セレス8.35%35.5%7.9%18.8%9.95
2146UTグループ6.84%48.5%6.4%23.1%15.35
1852淺沼組6.57%42.1%4.1%10.4%13.28
2475WDBホールディングス6.32%77.3%8.9%8.4%12.62
3245ディア・ライフ5.98%59.3%9.8%18.9%8.76
3925ダブルスタンダード5.74%90.5%24.6%16.6%14.89

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、穏谷 みどりです。

新しい連載「weekly-dividend」の第1回目ですね。どうぞよろしくお願いいたします。 日々の株価の動きに一喜一憂してしまうこともありますが、私は、株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを大切にしたいと考えています。

今回は、市場平均を上回る利回りを目指しつつ、しっかりと「稼ぐ力」と「守る力」を兼ね備えた銘柄たちを一緒に見ていきましょう。

銘柄ごとの注目ポイント

スターティアホールディングス(3393)

配当利回りが10.11%と非常に高い水準にあります。自己資本比率も54.01%と安定しており、営業利益率も13.63%と高い収益性を維持しています。ROEが27.61%と非常に高く、効率よく利益を上げている点が素晴らしいですね。これだけの利益率があれば、高配当の持続性についても期待が持てそうです。

キャリアデザインセンター(2410)

こちらも利回りが9.68%と極めて魅力的です。自己資本比率は59.85%と堅実で、財務基盤もしっかりしています。ROEは23.78%と高く、効率的な経営が行われていることが伺えます。高い還元姿勢を維持できるだけの体力が感じられる銘柄ですね。

セレス(3696)

利回りは8.35%です。自己資本比率は35.46%となっており、今回の抽出条件である30%をクリアしていますが、他の銘柄と比較すると少し慎重に見守りたい水準かもしれません。ただ、営業利益率が7.87%あり、本業での稼ぎもしっかり確保されています。

UTグループ(2146)

利回りは6.84%です。自己資本比率は48.51%と健全な範囲にあります。ROEは23.11%と高いですが、売上成長率がマイナスとなっている点が少し気になりますね。配当の源泉となる利益が今後も安定して続くかどうか、継続的なチェックが必要です。

淺沼組(1852)

利回りは6.57%です。自己資本比率は42.11%と安定しており、営業利益率も4.11%と条件を満たしています。建設セクターは景気の影響を受けやすい側面もありますが、財務の土台は整っている印象です。

WDBホールディングス(2475)

利回りは6.32%ですが、特筆すべきは自己資本比率の高さです。77.30%という非常に強固な財務基盤を持っており、守りの力が非常に強い銘柄と言えます。営業利益率も8.87%と良好で、配当の安全性についてはかなり高い安心感がありますね。

ディア・ライフ(3245)

利回りは5.98%です。自己資本比率は59.30%と高く、営業利益率も9.84%と優秀です。売上成長率が67.46%と驚異的な伸びを見せており、成長性と配当のバランスが非常に興味深い銘柄です。

ダブルスタンダード(3925)

利回りは5.74%です。何より驚くべきは自己資本比率の90.47%という圧倒的な財務の健全性です。さらに営業利益率も24.56%と非常に高く、極めて効率的かつ安定した経営を行っています。これほど強固な財務があれば、配当の持続性についても高い信頼がおけるでしょう。

セクター偏りについて

今回の抽出銘柄を見ると、サービス業や情報・通信業といった、比較的資産を軽く持ちながらも高い利益率を出しやすいセクターが多く見受けられます。一方で、建設業や不動産業など、景気循環の影響を受けやすいセクターも含まれています。特定の業界に偏りすぎず、ポートフォリオ全体でバランスを取ることが大切ですね。

まとめ

高配当銘柄はとても魅力的ですが、「利回りが高い=良い銘柄」とは限りません。財務基盤が揺らいでいる中で無理に配当を出している銘柄には、注意が必要です。

今回ご紹介した銘柄群は、中長期のインカム投資において、配当の継続性と財務の健全性をしっかりと確認したいと考えていただけるものばかりです。ぜひ、毎週の変化もあわせてチェックして、ご自身のペースで検討してみてくださいね。

利回り以外に確認したい指標

  • 配当性向 — 70%超は減配リスクの目安
  • 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方を確認
  • 減配・無配の履歴 — 長期保有の判断材料

本サイトの記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。