配当も味わう割安株|インカム×バリューの候補
配当利回りとPER・PBRのバランスが良い銘柄を、割安株とインカムの両面から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 2.5%以上
株価が割安なうえに、一定の配当インカムも期待できる銘柄を探します。
PER 18倍以下・PBR 1.8倍以下
配当利回りだけでなく、収益・純資産に対する株価水準も確認します。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-14です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1852 | 淺沼組 | 6.63% | 42.1% | 4.1% | 10.4% | 13.15 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.92% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 8.84 |
| 4246 | ダイキョーニシカワ | 5.79% | 55.9% | 6.2% | 9.8% | 7.93 |
| 2108 | 日本甜菜製糖 | 5.50% | 79.3% | 0.1% | 6.5% | 11.50 |
| 4725 | CAC Holdings | 5.46% | 65.6% | 5.1% | 9.3% | 9.57 |
| 1870 | 矢作建設工業 | 5.39% | 51.5% | 8.1% | 11.1% | 9.43 |
| 1833 | 奥村組 | 5.35% | 44.7% | 5.2% | 9.3% | 10.96 |
| 1814 | 大末建設 | 5.34% | 42.3% | 6.2% | 15.1% | 9.52 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
日々の家計管理と同じで、株選びも「適正な価格で良いものを買う」ことが一番大切ですよね。今回は、配当利回りが2.5%以上ありながら、PERやPBRなどの指標から見て「お買い得感」がある銘柄をいくつかピックアップしてみました。
銘柄ごとの注目ポイント
淺沼組(1852)
配当利回り6.6272%という数字にまず目が飛び出しました!PER 13.1538倍、PBR 1.3708倍と控えめな水準で、ROEも10.4124%と二桁を維持しています。建設業は変動が多いですが、この利回りは家計にとっても心強いお小遣いになりますね。
ディア・ライフ(3245)
こちらは効率よく稼いでいる印象です。ROEが18.9358%と非常に高く、それでいてPER 8.8382倍、PBR 1.6722倍と割安に放置されています。売上高成長率も67.4595%と勢いがありますが、不動産業界の特性上、市場が慎重に評価しているためこの低PERに留まっているのでしょう。
ダイキョーニシカワ(4246)
PBR 0.7442倍ということで、会社の持っている資産価値よりも株価が安い状態です。PER 7.9341倍、ROE 9.7668%とバランスは良いですが、売上高成長率が-1.6937%と少し足踏みしていますね。成長性が鈍化しているため、割安なまま据え置かれている「バリュートラップ」の可能性に注意して見守りたいところです。
日本甜菜製糖(2108)
PBR 0.7378倍と、かなりお安くなっていますね。PER 11.4969倍、ROE 6.4916%と地味な数値ですが、自己資本比率が79.3431%と非常に高く、家計でいうところの「貯金がたっぷりある安心感」があります。派手さはありませんが、堅実な銘柄と言えそうです。
CAC Holdings(4725)
PER 9.5651倍、PBR 0.9131倍と、どちらも1倍前後で落ち着いています。ROEは9.2847%と標準的です。売上高成長率が-2.8331%と微減しているため、市場からの期待値が低くなっていることが割安さの理由だと思われます。
矢作建設工業(1870)
ROE 11.1418%に対し、PER 9.4296倍、PBR 1.0539倍と、稼ぐ力に対して株価がかなり控えめな評価です。売上高成長率も20.3990%と好調なので、中身に見合った評価になっていない「掘り出し物」のような状態かもしれませんね。
奥村組(1833)
PER 10.9613倍、PBR 1.0220倍、ROE 9.3243%と、教科書通りのバリュー株といった数値です。配当利回りも5.3476%と高く、安定感があります。建設業界全体の低評価に巻き込まれて安くなっている印象です。
大末建設(1814)
ROE 15.0734%という高い収益性を持ちながら、PER 9.5194倍、PBR 1.4212倍と割安な水準です。売上高成長率も18.5629%と力強く、効率的に利益を上げているのに株価がついてきていない、もどかしい状態ですね。
セクター偏りについて
今回は建設業の銘柄が多く集まりましたね。業界全体としてPERやPBRが低く抑えられる傾向にあるため、数値上の割安さは出やすいセクターです。ただ、同じ業種ばかりに偏らせると、業界全体の不況が来たときにまとめてお財布が寂しくなってしまいますので、分散して考えるのが主婦の知恵というものです。
まとめ
高い人気株を追いかけるよりも、こうした指標に基づいた「ちゃんと安い優良株」を探す方が、長期的に見て安心感がありますよね。今回ご紹介した銘柄は、配当という実利を得ながら、価値が見直されるのを待てるグループです。お買い得品を見つけたときのように、安さと中身の両方をしっかり確認しながら、じっくり検討したい銘柄群です。
高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 利回りが高すぎないか
- 減配履歴 — 配当の継続性
- 割安の理由 — 一時的な業績悪化か