今週の高配当株チェック 第3回
プライム市場の高配当銘柄を、利回りと財務の観点から毎週整理します(第3回)。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 3%以上
毎週のインカム投資チェックとして、市場平均を上回る利回り水準を設定しています。
自己資本比率 30%以上
配当の持続性を見るため、財務基盤の確認を欠かしません。
営業利益率 3%以上
本業での稼ぎがある銘柄に絞り、減配リスクの高い銘柄を除外しやすくします。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-17です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4310 | ドリームインキュベータ | 10.6% | 74.0% | 20.6% | 13.8% | 14.2 |
| 3393 | スターティアホールディングス | 10.2% | 54.0% | 13.6% | 27.6% | 12.4 |
| 2410 | キャリアデザインセンター | 9.7% | 59.8% | 8.5% | 23.8% | 13.7 |
| 3696 | セレス | 8.5% | 35.5% | 7.9% | 18.8% | 9.7 |
| 2146 | UTグループ | 6.8% | 48.5% | 6.4% | 23.1% | 15.5 |
| 1852 | 淺沼組 | 6.6% | 42.1% | 4.1% | 10.4% | 13.3 |
| 2475 | WDBホールディングス | 6.2% | 77.3% | 8.9% | 8.4% | 12.8 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.9% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 8.8 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、穏谷 みどりです。
日々の市場の動きに一喜一憂せず、ゆったりとした気持ちで資産を育てていきたいですね。今週も、私たちが大切にしている「配当の継続性」と「財務の健全性」という視点から、気になる銘柄たちを一緒に眺めていきましょう。
銘柄ごとの注目ポイント
ドリームインキュベータ(4310)
非常に高い配当利回り10.6%が目を引きますね。特筆すべきは、自己資本比率が74.0%と非常に高く、財務基盤がとても安定していることです。営業利益率も20.6%と高く、本業での稼ぐ力もしっかりしています。これだけの高利回りと健全な財務を両立できている点は、配当の持続性の観点からも注目したいポイントです。
スターティアホールディングス(3393)
こちらも10.2%という高い配当利回りですね。自己資本比率は54.0%と安定しており、ROEも27.6%と非常に高い水準で効率的な経営を行っています。営業利益率も13.6%あり、成長性と還元力のバランスが興味深い銘柄です。
キャリアデザインセンター(2410)
配当利回りは9.7%と高水準です。自己資本比率は59.8%と健全な範囲にあり、ROEも23.8%と高い収益性を維持しています。営業利益率は8.5%ですので、安定したキャッシュフローから配当を支えられるか、継続的に見守っていきたいですね。
セレス(3696)
配当利回りは8.5%です。自己資本比率は35.5%と、今回のリストの中ではやや低めですが、基準である30%は上回っています。営業利益率は7.9%となっており、財務の安定性と配当水準のバランスを慎重に見極める必要がありそうです。
UTグループ(2146)
配当利回りは6.8%です。自己資本比率は48.5%と標準的な水準ですが、売上成長率がマイナスとなっている点が少し気になりますね。ROEは23.1%と高いものの、事業環境の変化が配当にどう影響するか、慎重な視点が必要です。
淺沼組(1852)
配当利回りは6.6%です。自己資本比率は42.1%で、営業利益率は4.1%となっています。建設セクターは景気の影響を受けやすい側面もありますので、この利益率を維持しながら安定して配当を出していけるか、長期的な視点が大切になります。
WDBホールディングス(2475)
非常に強固な財務体質が魅力ですね。自己資本比率は77.3%と極めて高く、安心感があります。配当利回りは6.2%で、営業利益率も8.9%と安定しています。守りの堅さと還元のバランスが取れた、穏やかな投資に向いている銘柄と言えそうです。
ディア・ライフ(3245)
配当利回りは5.9%です。自己資本比率は59.3%と高く、営業利益率も9.8%と良好な数値を示しています。ROEも18.9%と高く、効率よく利益を上げている印象を受けます。財務の健全性が高いため、配当の持続性についても期待が持てそうです。
セクター偏りについて
今回の抽出銘柄を見ると、サービス業やプライム市場に上場する企業が多く見受けられます。特定のセクターに偏りすぎると、その業界全体の景気動向によってポートフォリオ全体が影響を受けてしまうことがあります。分散投資を意識しながら、各企業の財務状況を個別に確認していくことが大切ですね。
まとめ
高配当銘柄は魅力的ですが、「利回りが高いから」という理由だけで飛びついてしまうのは少し危険です。たとえ利回りが高くても、自己資本比率が低かったり、利益率が低下していたりする銘柄は、将来的な減配のリスクを孕んでいます。
中長期のインカム投資では、配当の継続性と財務の健全性を確認したい銘柄群です。毎週の変化もあわせてチェックしてくださいね。
株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 70%超は減配リスクの目安
- 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方を確認
- 減配・無配の履歴 — 長期保有の判断材料
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