今週の高配当株チェック 第5回
プライム市場の高配当銘柄を、利回りと財務の観点から毎週整理します(第5回)。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 3%以上
毎週のインカム投資チェックとして、市場平均を上回る利回り水準を設定しています。
自己資本比率 30%以上
配当の持続性を見るため、財務基盤の確認を欠かしません。
営業利益率 3%以上
本業での稼ぎがある銘柄に絞り、減配リスクの高い銘柄を除外しやすくします。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-31です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4310 | ドリームインキュベータ | 10.5% | 74.0% | 20.6% | 13.8% | 14.4 |
| 3393 | スターティアホールディングス | 10.1% | 54.0% | 13.6% | 27.6% | 12.4 |
| 2410 | キャリアデザインセンター | 9.6% | 59.8% | 8.5% | 23.8% | 13.9 |
| 3771 | システムリサーチ | 8.7% | 69.2% | 11.9% | 19.4% | 11.7 |
| 3696 | セレス | 8.5% | 35.5% | 7.9% | 18.8% | 9.8 |
| 8614 | 東洋証券 | 7.6% | 42.6% | 20.7% | 12.9% | 11.4 |
| 6194 | アトラエ | 7.5% | 72.0% | 24.3% | 22.5% | 17.5 |
| 8214 | AOKIホールディングス | 7.0% | 64.3% | 8.7% | 6.5% | 15.3 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、穏谷 みどりです。
日々の市場の動きに一喜一憂するよりも、ゆったりとした気持ちで、将来の自分への贈り物を準備していきたいものですね。今週も、配当利回りと財務の健全性にスポットを当てて、気になる銘柄たちを一緒に眺めていきましょう。
銘柄ごとの注目ポイント
ドリームインキュベータ(4310)
配当利回りが10.5%と非常に高い水準にあります。自己資本比率も74.0%と高く、営業利益率も20.6%と優れた収益性を誇っています。財務基盤がしっかりしているため、この高い還元がどこまで持続できるかが注目されますね。
スターティアホールディングス(3393)
利回りは10.1%と極めて魅力的です。自己資本比率は54.0%で安定感があり、ROEも27.6%と非常に高い効率で利益を生み出しています。稼ぐ力が強い分、配当の原資もしっかり確保できそうな印象を受けます。
キャリアデザインセンター(2410)
利回りは9.6%です。自己資本比率は59.8%と健全な水準を保っており、営業利益率も8.5%と基準を満たしています。着実に利益を積み上げながら配当を出している様子が伺えます。
システムリサーチ(3771)
利回りは8.7%です。自己資本比率は69.2%と非常に高く、財務の安全性には安心感があります。営業利益率も11.9%と安定しており、無理のない範囲での配当維持が期待できそうです。
セレス(3696)
利回りは8.5%です。自己資本比率は35.5%となっており、今回の抽出条件の中ではやや低めですが、基準はクリアしています。利益率を保ちながら、どのように還元を続けていくのかを見守りたい銘柄です。
東洋証券(8614)
利回りは7.6%です。営業利益率が20.7%と非常に高く、本業での稼ぐ力が強いのが特徴ですね。自己資本比率は42.6%と、バランスの取れた財務状況と言えそうです。
アトラエ(6194)
利回りは7.5%です。特筆すべきは、自己資本比率が72.0%と高く、営業利益率も24.3%と非常に優秀な点です。高い収益性と強固な財務基盤を兼ね備えており、配当の持続性についても前向きに検討できそうです。
AOKIホールディングス(8214)
利回りは7.0%です。自己資本比率は64.3%と高く、財務面での安心感があります。営業利益率も8.7%と基準を超えており、安定した経営基盤に基づいた還元が期待できます。
セクター偏りについて
今回の銘柄群を見ると、サービス業や情報・通信業といった、比較的固定資産を多く持たない「ライトアセット」な業種が多く見受けられます。こうした業種は高い利益率を出しやすい傾向にありますが、景気動向による収益の変化が配当にどう影響するか、継続的に注視していくことが大切ですね。
まとめ
高配当銘柄はとても魅力的ですが、「利回りが高いから」という理由だけで飛びついてしまうのは少し危険です。たとえ利回りが高くても、自己資本比率が低かったり、利益率が低下していたりする銘柄は、減配のリスクを孕んでいます。
中長期のインカム投資では、配当の継続性と財務の健全性を確認したい銘柄群です。株価の上下に惑わされず、企業の「稼ぐ力」と「守る力」をあわせてチェックしていきましょうね。毎週の変化もあわせてチェックしてください。
「株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。」
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 70%超は減配リスクの目安
- 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方を確認
- 減配・無配の履歴 — 長期保有の判断材料
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