ROE重視の割安株チェック|稼ぐ力と株価のバランス
ROEが高くPER・PBRが抑えめの銘柄を、資本効率を重視したバリュー投資の観点から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
ROE 15%以上
株主資本に対して十分な利益を生み出している銘柄を中心に、稼ぐ力を確認します。
PER 20倍以下・PBR 2.0倍以下
高ROEでも株価が過度に膨らんでいないか、割安感の下限を設けています。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-08-12です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7595 | アルゴグラフィックス | 3.5% | 60.3% | 15.0% | 39.3% | 5.0 |
| 4506 | 住友ファーマ | —% | 36.4% | 23.2% | 36.5% | 5.0 |
| 5351 | 品川リフラ | 4.4% | 46.1% | 7.7% | 24.4% | 3.6 |
| 2220 | 亀田製菓 | 1.8% | 54.7% | 5.5% | 23.9% | 3.4 |
| 2120 | LIFULL | 2.5% | 63.6% | 13.6% | 20.4% | 5.1 |
| 3076 | あい ホールディングス | 4.8% | 77.7% | 13.4% | 19.4% | 7.2 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.8% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 9.0 |
| 3107 | ダイワボウホールディングス | 3.0% | 36.8% | 3.3% | 18.9% | 10.3 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
毎日のお買い物でも、「安いから」という理由だけで手に取ると、後で「やっぱり使いにくかったわ」なんて失敗すること、ありますよね。投資も同じで、ただ株価が低いだけではなく、その会社がしっかりとお金を稼ぐ力を持っているかを見極めることが大切です。
今回は、効率よく利益を生み出す力の指標である「ROE(自己資本利益率)」が15%以上と高く、それでいて「PER」や「PBR」で見ると、まだお買い得感のある銘柄たちをピックアップしてみました。
銘柄ごとの注目ポイント
アルゴグラフィックス(7595)
驚くほど高い稼ぐ力を持っていますね。ROEが39.3%と非常に高く、効率的な経営が行われています。それにもかかわらず、PERは5.0倍、PBRは1.9倍と、収益性の高さに対して株価はかなり控えめな水準に留まっているようです。
住友ファーマ(4506)
ROEは36.5%と非常に優秀ですが、直近3ヶ月の株価推移を見るとマイナスとなっており、少し苦しい時期を過ごしているようですね。PERは5.0倍、PBRは1.5倍と割安感はありますが、医薬品セクター特有の変動には注意が必要な銘柄といえそうです。
品川リフラ(5351)
こちらは非常にバランスが良いですね。ROEが24.4%と高い水準を保ちながら、PBRは0.9倍と、解散価値を下回る「割安」な状態です。PERも3.6倍と極めて低く、配当利回りも4.4%と高めなので、家計の足元を支えてくれるような安心感があります。
亀田製菓(2220)
ROEは23.9%としっかり稼いでいます。PBRが0.8倍と1倍を割り込んでおり、PERも3.4倍と非常に低いです。売上成長率も33.7%と勢いがあり、資産に対して株価がまだ過小評価されている印象を受けますね。
LIFULL(2120)
ROEは20.4%と健全な水準です。PERは5.1倍、PBRは1.4倍となっており、サービス業の中では効率よく利益を出しつつ、株価は落ち着いた位置にあるようです。
あい ホールディングス(3076)
ROEは19.4%と基準をクリアしています。PERは7.2倍、PBRは1.4倍。配当利回りが4.8%と非常に高いのが魅力ですね。成長性も売上高成長率32.9%と高く、収益と還元、成長のバランスが気になります。
ディア・ライフ(3245)
ROEは18.9%と優秀で、配当利回りは5.8%と今回のリストの中でも際立っています。PERは9.0倍、PBRは1.7倍。売上成長率が67.5%と爆発的な伸びを見せている点も、この割安さの背景にある強みかもしれません。
ダイワボウホールディングス(3107)
ROEは18.9%を確保しています。PERは10.3倍、PBRは1.9倍と、他の銘柄に比べると指標面では少し落ち着いた数値ですが、着実に利益を出している様子が伺えます。
セクター偏りについて
今回はプライム市場の銘柄を中心に、情報・通信、医薬品、ガラス・土石、食品、サービス、不動産など、幅広い業種から選定できました。特定の業界に偏りすぎないことで、どこかの業界が不調になってもリスクを分散しやすくなりますね。
まとめ
今回ご紹介した銘柄は、単に株価が安いだけでなく、「ROE」という指標を通じて、しっかりと利益を生み出す力を持っている会社ばかりです。
お買い物と同じで、安さだけに目を奪われず、その中身(収益性)が伴っているかどうかを、家計の収支を確認するように丁寧に見極めていきたいですね。「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」が私のモットーです。
利回り以外に確認したい指標
- ROEの推移 — 一時的な好調か持続性があるか
- 自己資本比率 — 高ROEがレバレッジ由来でないか
- PERとROEの関係 — 割安かつ効率的な組み合わせか
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