高配当株ランキング|利回りだけで選ばない3つの確認ポイント

プライム市場から配当利回り3%以上・自己資本比率30%以上・営業利益率3%以上で抽出した高配当銘柄を、財務の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

配当利回り 3%以上

インカム投資の入り口として、市場平均を上回る利回り水準を設定しました。ただし、利回りが異常に高い銘柄は「株価下落で利回りが膨らんだ」ケースもあるため、これだけでは判断しません。

自己資本比率 30%以上

配当は利益の余剰金から支払われます。自己資本比率が低いと、景気後退時に減配リスクが高まります。財務の土台を確認するための条件です。

営業利益率 3%以上

本業でしっかり稼げているかを見るための条件です。営業利益が薄い会社は、配当原資の安定性に疑問が残ります。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-01です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
8935FJネクストホールディングス3.9%71.2%10.1%12.3%6.7
4028石原産業4.0%53.7%12.3%12.9%7.4
9628燦ホールディングス4.3%59.0%14.1%12.7%5.8
8877エスリード4.5%30.4%15.8%13.7%7.4
9622スペース5.0%77.2%6.8%10.8%9.4
1879新日本建設3.3%72.6%14.7%11.3%9.1
2317システナ3.9%64.9%16.3%28.6%5.1
6200インソース4.0%77.3%41.2%33.1%14.9

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、穏谷 みどりです。

日々の生活に、ゆったりとした時間が流れるように、資産運用もまた、穏やかな気持ちで続けていきたいものですね。今日は、インカムゲインを重視する皆さまのために、配当利回りや財務の健全性に注目して選んだ銘柄たちをご紹介します。

「株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。」

そんな想いを込めて、一つひとつの数字を丁寧に見ていきましょう。

銘柄ごとの注目ポイント

FJネクストホールディングス(8935)

配当利回りは3.9%と魅力的な水準です。特筆すべきは自己資本比率が71.2%と非常に高く、財務の土台がとてもしっかりしている点ですね。営業利益率も10.1%と安定しており、無理のない範囲で配当を維持できそうな、安心感のある銘柄といえそうです。

石原産業(4028)

配当利回り4.0%に加え、営業利益率が12.3%と本業での稼ぐ力が高いのが印象的です。自己資本比率も53.7%と健全な範囲を保っており、ROEも12.9%と効率的な経営が行われています。バランスの取れた、落ち着いた銘柄ですね。

燦ホールディングス(9628)

配当利回りは4.3%と高水準です。自己資本比率は59.0%、営業利益率も14.1%と、配当の原資となる利益をしっかりと確保できています。PBRが0.7倍と割安な側面もあり、じっくりと構えて検討したい銘柄の一つです。

エスリード(8877)

配当利回りは4.5%と今回のリストの中でも高い部類に入ります。営業利益率は15.8%と非常に優秀ですが、自己資本比率は30.4%となっております。財務の土台としては最低限のラインをクリアしていますが、景気変動の影響を受けやすい業種ですので、配当の持続性については少し慎重に見守りたいところですね。

スペース(9622)

配当利回りは5.0%と非常に高い水準にあります。自己資本比率が77.2%と極めて高く、財務の安全性は抜群です。営業利益率は6.8%と他の銘柄に比べると控えめですが、強固な財務基盤があるからこそ、この高い利回りが維持できているのかもしれません。

新日本建設(1879)

配当利回りは3.3%で、着実なインカムを期待できます。自己資本比率が72.6%と高く、営業利益率も14.7%と優秀です。財務の健全性と収益性のバランスが良く、長期的な視点で検討しやすい銘柄といえます。

システナ(2317)

配当利回りは3.9%ですが、ROEが28.6%と驚異的な数字を叩き出しています。営業利益率も16.3%と高く、非常に効率よく稼ぐ力を持っています。自己資本比率も64.9%と十分な厚みがあり、成長性と配当の安定性を兼ね備えた印象を受けます。

インソース(6200)

配当利回りは4.0%ですが、特筆すべきは営業利益率が41.2%、ROEが33.1%という圧倒的な収益性です。自己資本比率も77.3%と非常に高く、財務面での不安はほとんど感じられません。稼ぐ力が非常に強いため、配当の持続可能性についても高い期待が持てそうです。

セクター偏りについて

今回の抽出銘柄を見ると、不動産業やサービス業、化学、建設といった幅広いセクターが含まれています。特定の業界に偏りすぎないことは、ポートフォリオ全体の安定性を高める上でも大切なことですね。

まとめ

中長期のインカム投資では、配当の継続性と財務の健全性を確認したい銘柄群です。単に「利回りが高い」という理由だけで選ぶのではなく、自己資本比率で守りの強さを、営業利益率で攻めの強さを確認することが大切です。短期の値動きを狙う場合は、利回りよりも出来高やテクニカル面の確認が先になるかもしれません。

皆さまの投資ライフが、穏やかで豊かなものになりますように。

利回り以外に確認したい指標

  • 配当性向 — 70%を超えると、減配や無配のリスクが高まります
  • 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方で配当原資を確認します
  • 減配・無配の履歴 — 過去に減配したことがあるかは、長期保有の判断材料になります

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