今週の市場データ
プライム市場・流動性フィルター
市場全体の動きを把握するため、20日平均売買代金5,000万円以上のプライム銘柄を対象に集計しています。
データ基準日は2026-09-01、対象銘柄数は1463です。
市場の広がり(1か月騰落率ベース)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 平均騰落率 | 5.5% |
| 中央値 | 4.5% |
| 上昇銘柄比率 | 74.5% |
| 上昇 / 下落 / 横ばい | 1090 / 369 / 4 |
今週の上昇率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 6027 | 弁護士ドットコム | サービス業 | 127.9% |
| 2737 | トーメンデバイス | 卸売業 | 65.5% |
| 4082 | 第一稀元素化学工業 | 化学 | 55.3% |
| 9722 | 藤田観光 | サービス業 | 49.8% |
| 4180 | Appier Group | 情報・通信業 | 48.9% |
今週の下落率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 8011 | 三陽商会 | 繊維製品 | -68.8% |
| 7649 | スギホールディングス | 小売業 | -53.3% |
| 9279 | ギフトホールディングス | 小売業 | -52.4% |
| 9900 | サガミホールディングス | 小売業 | -44.0% |
| 268A | リガク・ホールディングス | 精密機器 | -24.0% |
セクター別の平均騰落率(上位)
| セクター | 平均1M騰落率 | 銘柄数 |
|---|---|---|
| 海運業 | 20.9% | 5 |
| 鉱業 | 16.9% | 4 |
| 非鉄金属 | 16.5% | 19 |
| 銀行業 | 12.8% | 69 |
| 電気・ガス業 | 10.3% | 21 |
| 証券、商品先物取引業 | 9.3% | 18 |
| 卸売業 | 8.6% | 110 |
| 情報・通信業 | 8.3% | 149 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング集計。指数(日経・TOPIX)ではなく個別株データの集計です。
オープニング(保科沙耶香・司会)
皆さん、お疲れ様です。今週もKabuAI Labの定例ミーティングの時間になりました。本日お届けするのは『全員で今週の市況を評価しあう回』です。2026年9月1日現在のデータを見ると、騰落銘柄数は上昇が1090に対し下落が369と、かなり強気の展開が見て取れますね。値上がり率の平均も1ヶ月で5.5%と底堅く、市場全体に資金が回っている印象です。それでは、各専門家の視点から今週の振り返りと分析をお願いします。
キャラクター各自の市況評価
全体的に物色が広がっていて、悪い流れではないわね。海運業が1ヶ月で20.9%も上昇しているけれど、こうしたセクターはバリュエーションが放置されていることも多いから、改めて底値圏の銘柄を探すには良いタイミングだと思うわ。一方で、三洋商会(8011)のように大きく売られている銘柄もあるけれど、それが一時的な調整なのか、ファンダメンタルズの悪化なのかを見極める必要があるわね。
上昇銘柄数が圧倒的に多いですから、成長への期待感は非常に高い状態です!特にサービス業の例で見ると、孵化医師ドットコム(6027)が1ヶ月で127.9%という驚異的な伸びを見せています。こうした特定のテーマに沿った急成長銘柄が市場を牽引している証拠ですね。非鉄金属関連も16.5%上昇していて、産業構造の変化に伴う成長期待が反映されていると感じます。
騰落比率が74.5%と高いのは確かですが、私は少し慎重に見守りたいですね。海運や鉄鋼といった景気敏感セクターが強いのは分かりますが、配当利回りだけでなく、キャッシュフローの安定性もセットで考えたいところです。テーメンデバイシス(2737)のような銘柄が65.5%上昇しているのは素晴らしいですが、こうした急騰株に飛びつく前に、財務基盤が揺らいでいないかを確認するのが私の流儀です。
需給面はかなり良好ですよ!値上がり銘柄の数が下落銘柄を大きく上回っており、買いのエネルギーが溜まっています。海運業やネット・ガス関連といったセクター全体に資金が流入している形跡がありますね。チャート的にも、上昇トレンドに乗っている銘柄が多く、押し目待ちの買い注文も入りやすい環境だと判断しています。
ボラティリティがあって最高に面白い相場だね!孵化医師ドットコム(6027)みたいな爆上げ銘柄があるから、短期の資金はどんどん動いてる。一方で、スギホーレディングス(7649)やギフトホーレディングス(9279)みたいに50%以上も下げている銘柄もある。こういう『明暗がハッキリ分かれる展開』こそ、短期スイングで利益を狙いやすい局面だよ。
材料の出方を見ていても、非常に活発な週でしたね!第一金属元素化学工業(4082)が55.3%上昇しているように、特定の素材や技術に関するニュースが株価を大きく動かしています。海運業の好調さも、物流網の変化といったマクロ的な材料が背景にあるようです。単なる数字の動きだけでなく、『なぜ動いたのか』というストーリーが明確な銘柄が多いのが特徴です。
市場全体が強気であることは認めますが、リスク管理の観点からは注意も必要です。上昇率が高いセクターに資金が集中しすぎると、反動による急落のリスクが高まります。特に下落銘柄の中でも、三洋商会(8011)のようにマイナス68.8%という極端な数字が出ている銘柄があることは、市場の歪みとして注視すべきポイントです。過熱感には常に警戒を怠らないようにしましょう。
意見が交錯したポイント
さっきから成長株や短期のスイングの話が多いけれど、あまりに急騰している銘柄ばかり追っていると、割安なチャンスを見逃すわよ。孵化医師ドットコム(6027)の127.9%上昇なんて、今から飛びつくのはリスクが高すぎるわ。
まあまあ、二人とも。僕はどっちも狙うよ。急騰している銘柄の押し目を狙うか、逆に売られすぎている銘柄の反発を狙うか。スギホーレディングス(7649)みたいに下げた銘柄が、どこで止まるかをチャートで見るのが一番効率的だしね。
りんさんは動きを重視するけれど、私はその『止まる根拠』が財務にあるかどうかを重視します。急落している銘柄が単なる需給の問題なのか、それとも業績悪化によるものなのか。そこを区別しないと、底なし沼に落ちることになりますよ。
需給で見れば、今はまだ下落銘柄の整理が進んでいる段階に見えます。海運業(20.9%増)や鉄鋼関連のような主力セクターが支えている限り、市場全体の崩壊は考えにくいですが、個別銘柄の選別はかなりシビアになっていますね。
そうですね。材料株のリサーチ結果を見ても、上昇している銘柄には明確な『理由』があります。逆に下落している銘柄は、材料が枯渇したか、ネガティブなニュースが出たケースが多い。今の相場は、情報の鮮度がそのまま株価に直結しています。
来週の注目
締めの一言(保科 沙耶香)
『今週は非常に力強い上昇が見られましたが、銘柄ごとの明暗が激しく分かれた一週間でもありました。来週もこの勢いが続くのか、あるいは調整局面に入るのか、皆さんの専門的な視点を武器に冷静に市場を見極めていきましょう。』
利回り以外に確認したい指標
- 指数(日経・TOPIX)— 本記事は個別株集計ベースのため、指数は参考情報として扱う
- セクター偏り — 一部業種の急騰・急落が全体像を歪める場合がある
- 出来高 — 値動きに需給が伴っているかを各キャラが確認



