ROE重視の割安株チェック|稼ぐ力と株価のバランス
ROEが高くPER・PBRが抑えめの銘柄を、資本効率を重視したバリュー投資の観点から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
ROE 15%以上
株主資本に対して十分な利益を生み出している銘柄を中心に、稼ぐ力を確認します。
PER 20倍以下・PBR 2.0倍以下
高ROEでも株価が過度に膨らんでいないか、割安感の下限を設けています。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-08です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7595 | アルゴグラフィックス | 3.6% | 60.3% | 15.0% | 39.3% | 4.9 |
| 4506 | 住友ファーマ | —% | 36.4% | 23.2% | 36.5% | 6.0 |
| 5351 | 品川リフラ | —% | 46.1% | 7.7% | 24.4% | 3.5 |
| 2220 | 亀田製菓 | 1.8% | 54.7% | 5.5% | 23.9% | 3.4 |
| 2120 | LIFULL | 6.0% | 63.6% | 13.6% | 20.4% | 5.4 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.9% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 8.9 |
| 3107 | ダイワボウホールディングス | 3.0% | 36.8% | 3.3% | 18.9% | 10.2 |
| 3696 | セレス | 8.5% | 35.5% | 7.9% | 18.8% | 9.8 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
毎日のお買い物でも、「安いから」という理由だけで手に取ると、後で「使い物にならなかった」なんて失敗をすることもありますよね。投資も同じです。ただ株価が低いだけの銘柄ではなく、その会社がどれだけ効率よく利益を生み出しているか、つまり「稼ぐ力」をしっかり見極めることが大切です。
今回は、ROE(自己資本利益率)が15%以上と高く、それでいてPERやPBRで見るとまだ割安感がある、そんな「実力派の隠れた優良株」を探してみました。
銘柄ごとの注目ポイント
アルゴグラフィックス(7595)
ROEが39.3%と驚異的な数字を叩き出していますね!これだけ効率よく利益を出していながら、PERは4.9倍、PBRは1.9倍に留まっています。非常に高い収益性を持ちつつ、市場からはまだその価値が十分に評価されていない、お買い得な状態に見えます。
住友ファーマ(4506)
ROE 36.5%という高い稼ぐ力があり、PERも6.0倍、PBRは1.8倍と落ち着いています。医薬品セクターは研究開発費などの影響を受けやすいですが、この指標のバランスを見る限り、効率的な経営が行われていることが伺えます。
品川リフラ(5351)
こちらは非常に興味深い数値です。ROE 24.4%と高い水準ながら、PERは3.5倍、PBRは0.8倍と、解散価値である1倍を下回っています。稼ぐ力があるのに、株価が資産価値よりも安く放置されている状態ですね。
亀田製菓(2220)
ROE 23.9%としっかりとした収益性があります。PERは3.4倍、PBRは0.8倍と、こちらもかなり割安な水準です。食品という生活に身近な事業でこれだけの効率を実現しているのは、家計感覚で見ても頼もしいですね。
LIFULL(2120)
ROE 20.4%を確保しており、PERは5.4倍、PBRは1.4倍です。配当利回りも6.0%と高めなのが魅力ですね。成長性と割安感のバランスが取れた銘柄といえそうです。
ディア・ライフ(3245)
ROE 18.9%で、PERは8.9倍、PBRは1.6倍です。売上成長率も高く、勢いがある中でのこの指標なら、割安感もしっかりと感じられます。
ダイワボウホールディングス(3107)
ROE 18.9%を維持しており、PERは10.2倍、PBRは1.9倍です。極端な割安ではありませんが、着実に利益を出している実力派といえます。
セレス(3696)
ROE 18.8%と高い収益性を誇ります。注目すべきは配当利回りの高さで、8.5%という数字が出ています。PER 9.8倍、PBR 1.8倍という水準を考えると、インカムゲインを意識する方にとっても気になる銘柄になりそうです。
セクター偏りについて
今回は情報・通信や医薬品、食品、不動産など、幅広いセクターから抽出できました。特定の業界に偏りすぎず、生活に密着した業種や成長分野が混ざっているのは、ポートフォリオを考える上でもバランスが良いですね。
まとめ
今回ご紹介した銘柄は、単に株価が安いだけでなく、「高いROE」という裏付けを持って、効率よく利益を上げている会社ばかりです。
お買い物と同じで、安さだけに目を奪われるのではなく、その商品(企業)がちゃんと中身の詰まったものかどうか、家計の収支を確認するように、しっかりと数字を見て判断したい銘柄群です。「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」。皆さんも、ご自身の目でじっくりと吟味してみてくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- ROEの推移 — 一時的な好調か持続性があるか
- 自己資本比率 — 高ROEがレバレッジ由来でないか
- PERとROEの関係 — 割安かつ効率的な組み合わせか
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