増配余地のある高配当株|成長と配当の両立

配当利回りと売上成長率のバランスが良い銘柄を、増配余地の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

配当利回り 2.5%以上

一定のインカムを確保しつつ、事業成長も見込める銘柄を探します。

売上成長率 5%以上

業績が伸びている企業は、将来的な増配余地がある可能性があります。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-11です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
6191エアトリ29.8%47.4%11.0%11.7%13.6
4310ドリームインキュベータ11.2%74.0%20.6%13.8%13.5
3393スターティアホールディングス10.3%54.0%13.6%27.6%12.2
2410キャリアデザインセンター10.0%59.8%8.5%23.8%13.4
3771システムリサーチ8.6%69.2%11.9%19.4%11.9
3696セレス8.5%35.5%7.9%18.8%9.7
8614東洋証券7.0%42.6%20.7%12.9%12.3
2163アルトナー6.9%57.7%15.1%24.1%15.2

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、穏谷 みどりです。

日々の株価の動きに一喜一憂してしまうこともありますが、私は少しだけ違う視点で市場を眺めるようにしています。「株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。」……これが私の大切にしている考え方です。

今回は、高いインカムゲインを期待できる一方で、その「持続可能性」をしっかりと見極めたい銘柄たちをご紹介しますね。

銘柄ごとの注目ポイント

エアトリ(6191)

配当利回りが29.8%と、驚くほど高い数値を示しています。売上成長率も5.8%とプラスを維持していますが、これほどの高利回りは、将来的な減配のリスクも慎重に検討すべきサインかもしれません。自己資本比率は47.4%と極端に低くはありませんが、まずはこの配当がどのような背景で維持されているのか、慎重に見守りたい銘柄です。

ドリームインキュベータ(4310)

配当利回りは11.2%と非常に魅力的ですね。特筆すべきは、自己資本比率が74.0%と非常に高く、財務の安定感が際立っている点です。売上成長率も40.6%と急成長しており、高い営業利益率(20.6%)を背景とした、力強い配当の持続性が期待できそうな、とても頼もしい銘柄だと感じます。

スターティアホールディングス(3393)

利回りは10.3%で、ROEが27.6%と非常に高い資本効率を実現しています。自己資本比率も54.0%と健全な水準を保っており、売上成長率も7.1%と着実です。稼ぐ力が強く、配当の原資となる利益もしっかり確保できそうな、バランスの良い銘柄ですね。

キャリアデザインセンター(2410)

利回りは10.0%となっており、自己資本比率は59.8%と安定しています。ROEも23.8%と高く、効率的な経営が行われているようです。売上成長率も5.1%と条件を満たしており、財務の健全性と成長性のバランスが取れた、注目したい銘柄の一つです。

システムリサーチ(3771)

利回りは8.6%で、自己資本比率は69.2%と非常に高い水準にあります。売上成長率も12.2%と力強く、ROEも19.4%と優秀です。財務基盤がしっかりしているため、配当の継続性という観点では、とても安心感のある銘柄と言えそうです。

セレス(3696)

利回りは8.5%で、自己資本比率は35.5%となっています。他の銘柄と比較すると自己資本比率がやや低めですので、財務の安定性については少し注意深く見ておきたいところですね。ただ、ROEは18.8%と高く、成長性と収益性は維持されているようです。

東洋証券(8614)

利回りは7.0%で、売上成長率が20.3%と非常に高い伸びを見せています。営業利益率も20.7%と高く、稼ぐ力が強いですね。自己資本比率は42.6%となっており、成長に伴う財務の変化を注視しつつ、配当の安定性を確認していきたい銘柄です。

アルトナー(2163)

利回りは6.9%で、自己資本比率は57.7%と良好な水準です。ROEも24.1%と高く、効率的な経営が伺えます。売上成長率も8.3%と堅調ですので、現在の高い収益性を維持できるかどうかが、今後の配当の鍵になりそうですね。

セクター偏りについて

今回の抽出銘柄を見ると、サービス業や情報・通信業といった、比較的資産を軽く持ちながら成長を目指すセクターが多く見受けられます。こうしたセクターは成長力が高い反面、景気動向による利益の変動を受けやすい側面もあります。配当の源泉となる「利益の安定性」を、各社の財務諸表から丁寧に見極めていくことが大切ですね。

まとめ

高配当銘柄はとても魅力的ですが、「利回りが高い=良い銘柄」とは限りません。利回りの高さだけに目を奪われず、自己資本比率や成長率といった数字の裏側にある「企業の体力」を読み解くことが、穏やかな投資生活への近道です。

今回の銘柄群は、今の配当だけでなく、これからも長く続く配当を期待したい銘柄たちです。皆さんも、ぜひご自身のペースで、じっくりと向き合ってみてくださいね。

利回り以外に確認したい指標

  • 配当性向 — 増配の余地はあるか
  • 利益の推移 — 成長が配当原資に反映されているか
  • 過去の配当方針 — 増配傾向があるか

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