配当も味わう割安株|インカム×バリューの候補
配当利回りとPER・PBRのバランスが良い銘柄を、割安株とインカムの両面から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 2.5%以上
株価が割安なうえに、一定の配当インカムも期待できる銘柄を探します。
PER 18倍以下・PBR 1.8倍以下
配当利回りだけでなく、収益・純資産に対する株価水準も確認します。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-16です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2811 | カゴメ | 21.7% | 50.7% | 7.6% | 7.8% | 16.8 |
| 8011 | 三陽商会 | 8.3% | 68.3% | 2.2% | 10.1% | 3.4 |
| 8614 | 東洋証券 | 7.1% | 42.6% | 20.7% | 12.9% | 12.2 |
| 8214 | AOKIホールディングス | 7.0% | 64.3% | 8.7% | 6.5% | 15.2 |
| 9621 | 建設技術研究所 | 6.7% | 69.1% | 9.0% | 8.9% | 15.2 |
| 1852 | 淺沼組 | 6.3% | 42.1% | 4.1% | 10.4% | 13.9 |
| 3245 | ディア・ライフ | 5.9% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 8.8 |
| 8706 | 極東証券 | 5.9% | 65.1% | —% | 9.1% | 12.4 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
スーパーのお買い物でも、「安売りだから」という理由だけで手に取るのは少し怖いですわよね?中身が傷んでいたり、賞味期限が切れそうだったり……。投資も同じで、ただ株価が低いだけでなく、その企業の「中身(収益力や資産)」がしっかりしているかを見極めることが大切です。
今日は、配当利回りが高く、かつPER・PBRの観点からも割安感がある銘柄たちを、家計簿をつけるような気持ちで一つずつ丁寧に見つめていきたいと思います。
銘柄ごとの注目ポイント
カゴメ(2811)
驚くほど高い配当利回りが目を引きますね。PERは16.8倍、PBRは1.3倍と、指標面では極端な割安ではありませんが、ROEが7.8%と堅実な収益性を維持しています。食品セクターとして安定感があり、インカムゲインを重視する方にとって、検討の余地がある銘柄といえそうです。
三陽商会(8011)
こちらは少し注意が必要かもしれません。PERは3.4倍、PBRは1.0倍と、数字だけを見れば非常に安いです。しかし、直近の株価下落が大きく、売上成長率もマイナスとなっています。こうした「安すぎる理由」が業績の停滞にある場合は、いわゆるバリュートラップ(割安のまま放置される状態)に陥っていないか、慎重に見極める必要がありますわね。
東洋証券(8614)
非常にバランスの良い銘柄です。PERは12.2倍、PBRは1.7倍と、指標面での過熱感はありません。特筆すべきはROEが12.9%と高く、売上成長率も20.3%と勢いがある点です。収益力に対して株価がまだ落ち着いている印象を受けます。
AOKIホールディングス(8214)
PBRが1.0倍と、解散価値の水準にあります。PERは15.2倍、ROEは6.5%となっており、資産面での割安感と、着実な経営が感じられます。派手さはありませんが、堅実な銘柄を好む方には気になる水準でしょう。
建設技術研究所(9621)
ROEが8.9%、PERは15.2倍、PBRは1.3倍と、非常に整った数値です。売上成長率もプラスで推移しており、インフラに関わるサービス業として、安定した価値を維持しているように見えます。
淺沼組(1852)
建設セクターの中でも、ROEが10.4%と高く、効率的な経営が行われています。PERは13.9倍、PBRは1.5倍ですので、収益力に対して株価はまだ妥当な範囲、あるいは少し割安な水準にあると言えそうです。
ディア・ライフ(3245)
今回のリストの中でも、特に「中身」が詰まっている印象です。ROEが18.9%と非常に高く、売上成長率も67.5%と驚異的な伸びを見せています。それにもかかわらず、PERは8.8倍、PBRは1.6倍と、成長性の割に株価が抑えられているように感じられます。
極東証券(8706)
こちらも証券業らしく、PERは12.4倍、PBRは1.1倍と、指標面での安心感があります。ROEも9.1%としっかりしており、配当利回り5.9%という数字も、資産背景の裏付けがあるように見えますね。
セクター偏りについて
今回は証券業や建設・不動産関連といった、景気動向に左右されやすいセクターがいくつか含まれています。また、食品などのディフェンシブな銘柄も混ざっていますので、特定の業界に偏りすぎないよう、ポートフォリオ全体でのバランスを考えることが大切ですわ。
まとめ
今回ご紹介した銘柄は、どれも「お買い得品を見つけたときのように、安さと中身の両方を確認したい」と思わせてくれるものばかりです。単に数字が低いからと飛びつくのではなく、ROEで稼ぐ力を、PER・PBRで価格の妥当性を、そして業績の推移でその安さの理由を……一つひとつ紐解いていくことが、失敗しない投資への近道です。
高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。 皆さんも、じっくりと吟味してみてくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 利回りが高すぎないか
- 減配履歴 — 配当の継続性
- 割安の理由 — 一時的な業績悪化か
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