ディープバリュー候補|PER・PBRが特に低い銘柄

PER・PBRが市場平均を大きく下回る銘柄を、バリュートラップに注意しながら整理します。

なぜこの条件で抽出したか

PER 10倍以下・PBR 1.0倍以下

市場で特に割安と評価されている銘柄を抽出します。安さの理由の確認が特に重要です。

ROE 5%以上・自己資本比率 40%以上

極端な割安株でも、最低限の稼ぐ力と財務基盤は確認します。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-25です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
9628燦ホールディングス4.2%59.0%14.1%12.7%5.9
4028石原産業4.5%53.7%12.3%12.9%6.7
8935FJネクストホールディングス4.0%71.2%10.1%12.3%6.6
5351品川リフラ4.6%46.1%7.7%24.4%3.7
6804ホシデン3.0%69.8%4.3%10.8%8.4
4516日本新薬3.5%84.2%20.8%10.2%8.0
9022東海旅客鉄道0.8%46.6%41.4%10.9%6.6
6371椿本チエイン2.9%64.5%7.3%10.0%9.2

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

スーパーのお買い物でも、「すごく安いけれど、賞味期限が近かったり、少し傷んでいたりするもの」ってありますよね?株の世界でも同じで、数字だけを見るととってもお得に見えても、実は何か理由があって安くなっている……なんてことがよくあるんです。

今日は、PERが10倍以下、PBRが1.0倍以下という「とってもお買い得に見える条件」に、しっかりとした稼ぐ力(ROE5%以上)と財務の安定感(自己資本比率40%以上)を兼ね備えた銘柄たちを見ていきましょう。「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」が私のモットーですわ。

銘柄ごとの注目ポイント

燦ホールディングス(9628)

PER 5.9倍、PBR 0.7倍と、かなり割安感が際立っていますね。ROEも12.7%と高く、売上高成長率が42.6%と非常に勢いがあるのが印象的です。これだけ数字が良いのに、なぜここまで放置されているのか……。市場がまだこの成長性を織り込んでいないのか、それとも何か別の懸念があるのか、慎重に見極めたいところです。

石原産業(4028)

PER 6.7倍、PBR 0.9倍と、こちらも割安圏内です。ROEは12.9%と優秀で、配当利回りも4.5%と家計にはとっても嬉しい水準ですね。ただ、直近1ヶ月の株価が8.6%下落している点が少し気になります。業績の勢いが鈍っているのか、それとも単なる調整なのか、理由をしっかり確認したい銘柄です。

FJネクストホールディングス(8935)

PER 6.6倍、PBR 0.8倍。自己資本比率が71.2%と非常に高く、財務基盤はとても安心感がありますね。ROEも12.3%としっかり稼いでいます。直近3ヶ月で株価が17.7%も上昇しており、市場の注目が集まり始めているようです。安さの理由が解消されつつあるのか、目が離せません。

品川リフラ(5351)

この中では特に驚いたのがROE 24.4%という数字です!稼ぐ力がとっても強いですね。PERは3.7倍、PBRは0.9倍と、驚くほど割安です。配当利回りも4.6%と高水準ですが、これだけ数字が揃っていて安いということは、何か市場が警戒している「落とし穴」がないか、念入りにチェックが必要ですわ。

ホシデン(6804)

PER 8.4倍、PBR 0.8倍。売上高成長率が81.1%と爆発的な伸びを見せていますが、株価は直近3ヶ月で8.7%ほど下がっていますね。ROEは10.8%と健全ですが、成長の勢いに対して市場の評価が追いついていないのか、あるいは成長の持続性に疑問を持たれているのか、そのあたりを紐解いてみたいですね。

日本新薬(4516)

自己資本比率が84.2%と、まるで貯金がたっぷりあるお家のような安心感があります。PER 8.0倍、PBR 0.8倍、ROE 10.2%と、バランスの取れた割安銘柄です。ただ、直近3ヶ月で株価が13.1%下落しているのが気にかかります。医薬品セクター特有の動きなのか、個別の要因なのかを見極めたいところです。

東海旅客鉄道(9022)

営業利益率が41.4%と非常に高い収益性を持っていますね。PER 6.6倍、PBR 0.7倍と、資産価値から見てもかなり割安な水準です。配当利回りは0.8%と控えめですが、インフラを支える安定感があります。株価は3ヶ月で13.1%上昇しており、底打ちから回復局面に入っているのかもしれません。

椿本チエイン(6371)

PER 9.2倍、PBR 0.9倍と、基準を満たした割安銘柄です。ROEも10.0%としっかり確保されています。極端な割安さではありませんが、堅実な数字が並んでいますね。派手さはありませんが、地道に価値を積み上げている様子が見て取れます。

セクター偏りについて

今回の抽出では、サービス業や化学、不動産、医薬品など、さまざまな業種が混ざっています。特定の業界に偏っていないため、セクター特有のリスク(例えば、金利上昇で不動産が弱くなる、など)を分散して考えることができる、興味深いラインナップになっていますね。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、どれも数字の上では「とってもお買い得」に見えるものばかりです。でも、忘れてはいけないのが、「安いのには理由がある」ということ。業績が悪化しているから安いのか(バリュートラップ)、それとも単に市場が見落としているだけなのか……。

とても安いけれど、なぜ安いのかを必ず確認したい銘柄群です。バリュートラップには特に注意して、慎重に吟味していきましょうね。

利回り以外に確認したい指標

  • 業績トレンド — 構造的な衰退で安いのか
  • セクター全体の評価 — 業界全体が低評価か個別要因か
  • キャッシュフロー — 利益の質と持続性

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