2026年9月の株主優待特集|魅力的な優待をピックアップ 第3回
2026年9月が権利確定月の株主優待銘柄から、内容や利回りが魅力的な優待を安藤和子が紹介します(第3回)。
なぜこの条件で抽出したか
当月が権利確定月
その月のうちに買って権利を取りやすい銘柄に絞ります。権利付き最終日は銘柄ごとに異なるため、個別確認が必要です。
優待あり(内容・利回りで魅力を評価)
優待+配当の総合利回りが高い順に並べ、食事券・金券・カタログなど中身が楽しい銘柄を中心に紹介します。購入金額・財務・流動性では絞りません。
対象市場はプライム・スタンダード、データ基準日は2026-09-01です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8705 | 日産証券グループ | 11.0% | 4.7% | 17.0% | 7.5% | 11.6 |
| 2737 | トーメンデバイス | 9.4% | 17.2% | 3.0% | 16.9% | 23.8 |
| 3771 | システムリサーチ | 8.2% | 69.2% | 11.9% | 19.4% | 12.4 |
| 7505 | 扶桑電通 | 7.3% | 38.8% | 6.3% | 16.3% | 10.4 |
| 9039 | サカイ引越センター | 5.8% | 76.9% | 10.1% | 8.7% | 14.2 |
| 2120 | LIFULL | 5.7% | 63.6% | 13.6% | 20.4% | 5.7 |
| 7278 | エクセディ | 5.6% | 60.2% | 7.3% | 7.1% | 16.8 |
| 1518 | 三井松島ホールディングス | 5.5% | 43.5% | 14.6% | 12.1% | 16.0 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
毎月恒例の「株主優待特集」、第3回目のお時間がやってきました。普段は企業の本当の価値を見極めるバリュー投資をメインにしていますが、たまにはこうして、生活をちょっと豊かにしてくれる「おまけ」の楽しみも大切にしたいですよね。
今月は、9月の権利確定に向けて準備を進めたい皆さまのために、優待の魅力と、その裏側にある企業の数字(PER・PBR・ROE)を照らし合わせながらご紹介していきます。「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」が私のモットーですから、数字もしっかり見ていきましょうね。
銘柄ごとの注目ポイント
日産証券グループ(8705)
3月と9月に権利がある銘柄です。100株から検討できます。配当利回りが11.0%と非常に高く、PBRも0.9倍と1倍を割っています。ROEは7.5%、PERは11.6倍と、指標面ではかなり割安な水準に見えますね。ただ、自己資本比率が4.7%と低めなので、家計でいうところの「手元の現金が少なめの状態」に近いかもしれません。数字の裏側にある安定性もしっかり確認したい銘柄です。
トーメンデバイス(2737)
9月の権利確定に向けて注目です。100株からの保有で優待が期待できます。ROEが16.9%と高く、成長性も感じられますが、PBRは3.4倍、PERは23.8倍と、今回のリストの中では少し「お値段」が高めの設定になっています。直近の株価上昇も著しいので、優待目的で飛びつく前に、今の価格が妥当かどうか冷静に見極めたいところですね。
システムリサーチ(3771)
こちらも9月が権利月です。100株から保有可能です。ROEが19.4%と非常に高く、効率よく稼ぐ力が強い企業ですね。PERは12.4倍、PBRは2.5倍と、成長性を加味すれば納得感のある数字かもしれません。配当利回りも8.2%と高水準ですので、優待と配当の両面から見て検討の余地がありそうです。
扶桑電通(7505)
9月の権利確定銘柄で、100株から対象となります。PERは10.4倍、PBRは1.4倍と、指標面では落ち着いた割安感があります。ROEも16.3%と高く、効率的な経営が伺えますね。配当利回り7.3%という数字も、家計を支える投資としては非常に魅力的に映ります。
サカイ引越センター(9039)
3月と9月に権利があります。100株から検討できます。ROEは8.7%、PERは14.2倍、PBRは1.2倍と、極端な割安ではありませんが、バランスの取れた数字です。配当利回り5.8%もあり、優待と一緒にじっくり構えたい銘柄といえます。
LIFULL(2120)
3月と9月に権利がありますが、こちらは4,000株からの保有が必要となるため、少しハードルが高いかもしれませんね。ただ、PERは5.7倍、PBRは1.5倍と、指標面での割安感は際立っています。ROEも20.4%と非常に高く、稼ぐ力に対して株価がまだ評価されきっていない「お買い得品」のような雰囲気を感じます。
エクセディ(7278)
9月の権利確定に向けて、100株から検討可能です。PERは16.8倍、PBRは1.2倍と、指標面では標準的な範囲内です。ROEは7.1%とやや控えめですが、配当利回りが5.6%と高めなのが嬉しいポイントですね。
三井松島ホールディングス(1518)
3月と9月に権利があります。500株からの保有となります。配当利回りは5.5%と decent ですが、注目したいのはその成長性です。ROEは12.1%、PERは16.0倍、PBRは1.5倍となっています。優待を楽しみつつ、中長期的な視点で数字の変化を追っていきたい銘柄です。
セクター偏りについて
今回は、証券、卸売、情報通信、電気機器、運輸、サービスなど、幅広いセクターから抽出できました。特定の業界に偏りすぎないことで、もし市場全体が揺らいでも、リスクを分散しやすくなります。お買い物と同じで、カゴの中身をバラエティ豊かにしておくのがコツですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。優待は生活を彩る「おまけ」として楽しむのが一番の醍醐味です。でも、そのおまけが豪華だからといって、企業の数字(PERやPBR)を無視して飛びついてしまうのは禁物です。
株主優待は家計の「おまけ」として楽しむのがおすすめです。気に入った優待でも、権利落ちや制度変更には注意してください。投資判断はご自身でお願いいたします。
利回り以外に確認したい指標
- 権利付き最終日 — 当月末確定でも、最終売買日はそれより前です
- 優待内容の変更・廃止リスク — 公式IR・株主優待ページで最新を確認
- 長期保有条件 — 「あり」でも保有期間や株数条件がある場合があります
- 権利落ち後の値動き — 優待・配当の権利落ちで株価が下がることがあります
- 必要株数・最低投資額 — 魅力的でも単元が大きい銘柄はあるので個別に確認
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