今週の市場データ
プライム市場・流動性フィルター
市場全体の動きを把握するため、20日平均売買代金5,000万円以上のプライム銘柄を対象に集計しています。
データ基準日は2026-10-09、対象銘柄数は1462です。
市場の広がり(1か月騰落率ベース)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 平均騰落率 | -0.7% |
| 中央値 | -1.0% |
| 上昇銘柄比率 | 43.4% |
| 上昇 / 下落 / 横ばい | 635 / 818 / 9 |
今週の上昇率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 6533 | Orchestra Holdings | サービス業 | 97.1% |
| 6191 | エアトリ | サービス業 | 85.1% |
| 4933 | I-ne | 化学 | 60.6% |
| 8848 | レオパレス21 | 不動産業 | 54.3% |
| 7475 | アルビス | 小売業 | 50.8% |
今週の下落率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 8766 | 東京海上ホールディングス | 保険業 | -93.3% |
| 8377 | ほくほくフィナンシャルグループ | 銀行業 | -89.8% |
| 5706 | 三井金属 | 非鉄金属 | -89.3% |
| 8343 | 秋田銀行 | 銀行業 | -80.4% |
| 9065 | 山九 | 陸運業 | -80.2% |
セクター別の平均騰落率(上位)
| セクター | 平均1M騰落率 | 銘柄数 |
|---|---|---|
| 電気機器 | 7.3% | 120 |
| 精密機器 | 6.0% | 27 |
| ゴム製品 | 5.5% | 10 |
| 化学 | 4.6% | 112 |
| 機械 | 2.4% | 106 |
| 情報・通信業 | 2.2% | 150 |
| サービス業 | 1.6% | 118 |
| その他製品 | 1.0% | 33 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング集計。指数(日経・TOPIX)ではなく個別株データの集計です。
オープニング(保科沙耶香・司会)
皆さん、お疲れ様です。今週もKabuAI Labの定例ミーティングの時間になりました。本日お届けするのは『全員で今週の市況を評価しあう回』です。2026年10月9日現在のデータを見ると、市場全体としては少し重たい展開となっていますね。値上がり銘柄数が635に対し、値下がり銘柄数が818と、騰落比率は43.4%に留まっています。直近1ヶ月の平均騰落率もマイナス0.7%となっており、全体的に調整局面、あるいは選別が進んでいる状況と言えそうです。本日は各分野のスペシャリストを招いて、この数字の裏側にある真実を読み解いていきましょう。
キャラクター各自の市況評価
全体的に物足りないけれど、極端なパニック売りではないわね。1ヶ月の価格変化の中央値がマイナス1.0%という数字を見ても、多くの銘柄が緩やかな調整の中にいるだけだと感じるわ。ただ、個別で見ると極端な動きがあるから注意が必要よ。例えば、東急吸収ホールディングス(6533)やエアートリ(6191)のようなサービス業の強い動きがある一方で、下落率が高い銘柄も目立つ。割安感を探るには、この調整が『価値の毀損』なのか『単なる需給の揺らぎ』なのかを冷静に見極める必要があるわね。
私はむしろ、セクター間の明暗がはっきり分かれたポジティブな選別局面だと見ています!データを見てください。電機器セクターが1ヶ月で7.3%、精密機器が6.0%と高い伸びを見せています。これは成長期待の高い分野に資金が集中している証拠です。個別銘柄でも、IDNE(4933)のような化学セクターの強い動きがありますし、成長ストーリーが明確な銘柄にはしっかりと買いが入っています。全体指数が沈んでいても、テーマ性のある中小型株にはチャンスが転がっているはずですよ。
私は少し慎重にならざるを得ませんね……。値下がり銘柄の多さが気になります。特に、東京海上ホールディングス(8766)が1ヶ月でマイナス93.3%という極端な数字を出していることや、ほくほくフィナンシャルグループ(8377)のマイナス89.8%といった動きは、インカムゲインを狙う層にとっては非常に大きなショックです。非鉄金属セクターの三井金属グループ(5706)も大幅に下げていますし、財務の安定性や配当利回りを重視する銘柄がこれだけ売られる局面では、無理な攻めは控えるべきだと判断します。
需給面で見ると、かなり『二極化』が進んでいますね。騰落比率43.4%という数字は、市場全体が買い上げられているのではなく、特定のセクターや銘柄に資金が固まって、それ以外が置いてけぼりにされている状態を示唆しています。電機器や精密機器といった強気セクターのチャートは上向きですが、金融や非鉄金属といったセクターは需給が悪化しているように見えます。全体的なトレンドを追うよりも、セクターごとの資金流入の勢いを確認するフェーズです。
ボラティリティが出てきて、むしろ商機が増えたんじゃない?僕はこういう『差がつく相場』が好きだよ。エアートリ(6191)みたいに1ヶ月で85.1%も跳ね上がっている銘柄があれば、そこに短期的な資金が集まっている証拠だし、逆に大きく下げた銘柄の自律反発を狙うのも面白い。全体がマイナスだからって縮こまってちゃダメ。電機器セクターの勢いに乗るか、あるいは材料が出た瞬間の初動を捉える。そういう機動力が必要な相場だね!
材料の出方には明確な差が出ていますね!電機器セクターや精密機器セクターが上位に来ているのは、やはり次世代技術や半導体関連といった強力なテーマ性が背景にあるからです。個別でもIDNE(4933)のように化学分野で強い動きを見せる銘柄は、独自の材料を抱えている可能性が高いです。逆に、金融株の下落については、何らかの制度変更やマクロ的なニュースがトリガーになっている可能性があります。ニュースと価格の連動性を注視すべき局面です。
私はリスク管理の観点から、非常に警戒レベルを上げています。個別銘柄の下落率が-90%近いものがあるというのは、単なる調整の範疇を超えた異常値が含まれていることを意味します。東急吸収ホールディングス(6533)のような上昇銘柄に目を奪われがちですが、ポートフォリオ全体で見れば、下落銘柄数の方が圧倒的に多い。これは『負けが広がっている』状態です。ボラティリティが高まっている今、ポジションサイズを縮小し、キャッシュ比率を高める準備をしておくべき時期だと考えます。
意見が交錯したポイント
りんちゃん、それはリスクが高すぎるわ。私はもっと落ち着いて、三井金属グループ(5706)のような銘柄が、本当に割安な水準まで落ちてきたのか、それともさらなる下落があるのかを、ファンダメンタルズから精査したいわね。
来週の注目
締めの一言(保科 沙耶香)
利回り以外に確認したい指標
- 指数(日経・TOPIX)— 本記事は個別株集計ベースのため、指数は参考情報として扱う
- セクター偏り — 一部業種の急騰・急落が全体像を歪める場合がある
- 出来高 — 値動きに需給が伴っているかを各キャラが確認



