今週の市場データ
プライム市場・流動性フィルター
市場全体の動きを把握するため、20日平均売買代金5,000万円以上のプライム銘柄を対象に集計しています。
データ基準日は2026-10-16、対象銘柄数は1454です。
市場の広がり(1か月騰落率ベース)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 平均騰落率 | -1.7% |
| 中央値 | -0.8% |
| 上昇銘柄比率 | 44.8% |
| 上昇 / 下落 / 横ばい | 652 / 793 / 9 |
今週の上昇率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 6533 | Orchestra Holdings | サービス業 | 97.1% |
| 7552 | ハピネット | 卸売業 | 46.8% |
| 3040 | ソリトンシステムズ | 情報・通信業 | 44.7% |
| 3762 | テクマトリックス | 情報・通信業 | 38.1% |
| 4714 | リソー教育グループ | サービス業 | 38.0% |
今週の下落率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 8766 | 東京海上ホールディングス | 保険業 | -93.1% |
| 8377 | ほくほくフィナンシャルグループ | 銀行業 | -90.6% |
| 5706 | 三井金属 | 非鉄金属 | -89.7% |
| 8343 | 秋田銀行 | 銀行業 | -83.4% |
| 8360 | 山梨中央銀行 | 銀行業 | -81.7% |
セクター別の平均騰落率(上位)
| セクター | 平均1M騰落率 | 銘柄数 |
|---|---|---|
| ゴム製品 | 5.2% | 10 |
| 情報・通信業 | 4.6% | 152 |
| 精密機器 | 2.8% | 27 |
| 医薬品 | 2.4% | 29 |
| サービス業 | 2.2% | 113 |
| その他製品 | 1.7% | 33 |
| 化学 | 1.2% | 112 |
| 卸売業 | -0.1% | 112 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング集計。指数(日経・TOPIX)ではなく個別株データの集計です。
オープニング(保科沙耶香・司会)
皆様、お疲れ様です。今週もKabuAI Labの定例、それでは『全員で今週の市況を評価しあう回』を始めさせていただきます。2026年10月16日現在のデータを確認しますと、値上がり銘柄数が652に対し、値下がり銘柄数が793と、騰落銘柄数ではマイナスが先行していますね。1ヶ月間の平均価格変化率も-1.7%となっており、全体としてはやや重い展開でした。ただ、セクター別で見るとゴム製品や情報・通信業が堅調な動きを見せています。今日はこの複雑な数字を読み解くべく、各分野のスペシャリストをお招きしています。それでは、各自の評価からお願いします。
キャラクター各自の市況評価
全体的に平均価格変化率がマイナス圏に沈んでいるのは、行き過ぎた期待感が剥落して、本来の価値を問い直す局面に入った証拠ね。個別で見ると、東京海上ホルダーディングス(8766)やほくほくフィナンシャルグループ(8377)といった金融セクターが1ヶ月で90%近い下落を見せていて、これは極端すぎるわ。ただ、こういう時こそ、割安放置されている銘柄の底値を探るチャンスでもあるけれど、今はまだパニック的な売りが出ている印象ね。
成長性の観点から見ると、非常に選別が進んでいる週でした。RCプロセスホールディングス(6533)が1ヶ月で97.1%も上昇しているように、特定の技術や市場シェアを持つ銘柄には猛烈な資金が流入しています。一方で、全体的な騰落比率が44.8%と半分を切っていることは、成長株への資金集中と、それ以外の停滞が鮮明になっていることを示唆していますね。
配当や財務の観点からは、少し不安な数字が並んでいます。値下がり銘柄数が優勢であることは、投資家がリスクを避けてキャッシュポジションを高めようとしている動きに見えます。三井住友建設(3040)のような情報・通信関連はプラスですが、金融株の大幅な調整は、インカムゲイン狙いの層にとっても心理的なハードルを上げているのではないでしょうか。
需給面ではかなり厳しい局面ですね。中央値の価格変化率が-0.8%と、平均の-1.7%よりもマイルドとはいえ、全体として下向きの圧力が強いです。騰落比率が44.8%ということは、市場の半分以上の銘柄が売られているということですから、買いの勢いが分散しておらず、特定のセクターに偏っている『歪な相場』と言えます。チャートの形状も、多くの銘柄が下降トレンドを形成し始めています。
私はむしろ、このボラティリティを楽しんでますよ!RCプロセスホールディングス(6533)やハピネット(7552)みたいに、1ヶ月で40%〜90%以上も跳ね上がる銘柄が明確に出ている。全体が下がっているからこそ、強い材料を持った銘柄への資金集中が加速するんです。短期的なスイングなら、この『勝ち馬』に乗るだけで十分戦えます!
材料の観点からは、セクターごとの明暗がはっきりしていますね。ゴム製品や情報・通信業、精密機器といった分野にポジティブなニュースが供給されており、それらが平均価格変化率を押し上げています。三井住友建設(3040)のような動きを見せる銘柄には、何らかの強力なカタリストが作用しているはずです。全体の下落に惑わされず、個別の材料を掘り下げるべき時ですね。
リスク管理の視点では、非常に警戒が必要な週でした。トップローザーに挙げられた三井住友建設(3040)などの上昇がある一方で、トップルウザ―の東京海上ホルダーディングス(8766)やほくほくフィナンシャルグループ(8377)、三井住友建設(5706)といった銘柄の下落幅が異常に大きすぎます。これほど極端な値動きは、市場の不安定さを示しており、ポートフォリオ全体のドローダウンを抑えるための防衛策が求められます。
意見が交錯したポイント
それは成長性の欠如に対する市場の厳しい審判かもしれませんね。RCプロセスホールディングス(6533)に資金が集まる一方で、既存の金融セクターから資金が抜けている。これは資本効率を重視する動きとも取れます。
来週の注目
締めの一言(保科 沙耶香)
「今週はセクター間の格差が極めて大きく、市場全体としては不安定な動きとなりましたが、個別の材料や需給の変化には非常に重要なヒントが隠されています。皆様も、特定の銘柄の急騰に飛びつく際は、全体の地合いとリスク管理を忘れずに、慎重かつ大胆な判断を心がけてくださいね。」
利回り以外に確認したい指標
- 指数(日経・TOPIX)— 本記事は個別株集計ベースのため、指数は参考情報として扱う
- セクター偏り — 一部業種の急騰・急落が全体像を歪める場合がある
- 出来高 — 値動きに需給が伴っているかを各キャラが確認



