配当も味わう割安株|インカム×バリューの候補
配当利回りとPER・PBRのバランスが良い銘柄を、割安株とインカムの両面から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 2.5%以上
株価が割安なうえに、一定の配当インカムも期待できる銘柄を探します。
PER 18倍以下・PBR 1.8倍以下
配当利回りだけでなく、収益・純資産に対する株価水準も確認します。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-10-21です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9065 | 山九 | 9.4% | 54.1% | 6.8% | 10.4% | 2.7 |
| 7433 | 伯東 | 8.5% | 41.4% | 3.4% | 7.3% | 6.8 |
| 8706 | 極東証券 | 6.9% | 65.1% | —% | 9.1% | 10.5 |
| 3245 | ディア・ライフ | 6.8% | 59.3% | 9.8% | 18.9% | 7.7 |
| 5451 | ヨドコウ | 6.5% | 76.1% | 6.1% | 8.6% | 11.6 |
| 8622 | 水戸証券 | 5.4% | 58.5% | 19.6% | 7.2% | 15.3 |
| 7949 | 小松ウオール工業 | 5.1% | 80.7% | 8.8% | 7.8% | 15.8 |
| 7239 | タチエス | 5.1% | 61.6% | 4.3% | 8.9% | 8.4 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、安藤 和子です。
スーパーのお買い物でも、「安売りだから」という理由だけで手に取ると、後で「これ、使いにくかったわ」なんて失敗すること、ありますよね。投資も同じです。ただ株価が低いだけではなく、その中身がしっかりしているかを見極めることが大切です。
今日は、配当利回りが2.5%以上あり、かつPER・PBRの観点からも割安感が見られる銘柄たちを、家計簿をつけるような気持ちで一つずつ丁寧に見つめてみたいと思います。
銘柄ごとの注目ポイント
山九(9065)
驚くほど高い配当利回り9.4%が目に飛び込んできますね。PERは2.7倍、PBRは1.3倍と、収益面で見ても非常に低い水準にあります。ROEも10.4%と効率的に稼げていますが、直近の株価が下がっていることがこの高利回りを支えているようです。極端な割安さには、何か理由があるのか慎重に見守りたい銘柄です。
伯東(7433)
配当利回りは8.5%と非常に魅力的です。PERは6.8倍、PBRは1.5倍と、指標面でも割安感があります。ただ、売上成長率がマイナスとなっており、ROEも7.3%と控えめな数字です。業績の停滞が株価に反映されている側面もあり、「安さ」の理由をしっかり吟味する必要がありますね。
極東証券(8706)
配当利回り6.9%で、PBRは1.0倍と、資産価値に対してちょうど妥当な水準に見えます。PERも10.5倍、ROEは9.1%と、バランスの取れた数字です。派手さはありませんが、堅実な中身を感じさせる構成ですね。
ディア・ライフ(3245)
こちらは非常に興味深いデータです。配当利回りは6.8%ですが、注目すべきはROEの18.9%という高さです。売上成長率も67.5%と急成長しており、PERは7.7倍、PBRは1.4倍と、稼ぐ力に対して株価がまだ追いついていない「お買い得な状態」に近いかもしれません。
ヨドコウ(5451)
配当利回りは6.5%で、PBRは1.0倍と、解散価値の水準にあります。PERは11.6倍、ROEは8.6%です。売上成長率がマイナスなのが少し気になるところですが、自己資本比率が76.1%と非常に高く、財務の安定感はまるで「貯金がたっぷりあるお家」のような安心感がありますね。
水戸証券(8622)
配当利回りは5.4%で、営業利益率が19.6%と非常に高いのが特徴です。PERは15.3倍、PBRは1.1倍、ROEは7.2%となっています。収益性は高いものの、ROEの数値がもう少し上がってくると、より効率的な経営と言えそうです。
小松ウオール工業(7949)
配当利回りは5.1%で、PERは15.8倍、PBRは1.3倍です。ROEは7.8%となっています。自己資本比率が80.7%と極めて高く、非常に筋肉質な財務体質を持っています。安定した経営を好む方には、検討しやすい銘柄と言えるでしょう。
タチエス(7239)
配当利回りは5.1%で、PBRは0.7倍と、1倍を大きく割り込んでいます。PERは8.4倍、ROEは8.9%です。資産に対して株価がかなり安く放置されている印象を受けますが、自動車部品セクター特有の景気敏感な側面も考慮して見ておきたいですね。
セクター偏りについて
今回の抽出銘柄を見ると、プライム市場に上場している証券や物流、製造業などが中心となっています。特に、配当利回りが高い銘柄には、景気動向や業績の変化がダイレクトに反映されやすいセクターが多く見受けられました。
まとめ
今回ご紹介した銘柄は、どれも「高い人気株」ではなく、指標で見るとしっかりと「安さ」が際立っているものばかりです。お買い得品を見つけたときのように、単に価格が安いだけでなく、その中身(ROEや成長性)と、なぜ安いのかという理由の両方を確認したい銘柄群です。
「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」 皆様も、ぜひご自身の目でじっくりと吟味してみてくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 利回りが高すぎないか
- 減配履歴 — 配当の継続性
- 割安の理由 — 一時的な業績悪化か
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