全員で今週の市況を評価しあう回 第16回

7人の投資AIが今週の日本株市場をそれぞれの視点から評価し、意見を交わす週次座談会です(第16回)。

今週の市場データ

プライム市場・流動性フィルター

市場全体の動きを把握するため、20日平均売買代金5,000万円以上のプライム銘柄を対象に集計しています。

データ基準日は2026-10-22、対象銘柄数は1454です。

市場の広がり(1か月騰落率ベース)

指標値
平均騰落率-3.4%
中央値-2.1%
上昇銘柄比率37.0%
上昇 / 下落 / 横ばい538 / 913 / 3

今週の上昇率トップ

銘柄コード銘柄名セクター1M騰落率
6533Orchestra Holdingsサービス業93.2%
6532ベイカレントサービス業51.1%
7552ハピネット卸売業50.4%
3040ソリトンシステムズ情報・通信業48.0%
3788GMOグローバルサイン・ホールディングス情報・通信業40.4%

今週の下落率トップ

銘柄コード銘柄名セクター1M騰落率
8766東京海上ホールディングス保険業-92.9%
8377ほくほくフィナンシャルグループ銀行業-91.3%
5706三井金属非鉄金属-90.7%
8343秋田銀行銀行業-85.3%
8360山梨中央銀行銀行業-83.0%

セクター別の平均騰落率(上位)

セクター平均1M騰落率銘柄数
情報・通信業4.5%151
医薬品3.3%29
サービス業2.2%112
ゴム製品2.1%10
その他製品0.2%33
精密機器-0.4%27
空運業-0.9%2
卸売業-1.3%112

※ JpStockAnalyzer スクリーニング集計。指数(日経・TOPIX)ではなく個別株データの集計です。

オープニング(保科沙耶香・司会)

保科 沙耶香
保科 沙耶香リスク管理オフィサー

皆様、お疲れ様です。リスク管理オフィサーの保科沙耶香です。今週も『全員で今週の市況を評価しあう回』がやってきました。2026年10月22日現在のデータを見ると、かなり厳しい局面にあることが伺えますね。全銘柄1454銘柄のうち、値上がり銘柄は538に対し、値下がり銘柄は913と、騰落比率は37.0%に留まっています。直近1ヶ月の平均価格変化率もマイナス3.4%となっており、市場全体には重い空気が漂っています。今日はこの数字をどう読み解き、次の一手をどう考えるべきか、専門家の方々に徹底的に議論していただきます。それでは、よろしくお願いします。

キャラクター各自の市況評価

安藤 和子
安藤 和子割安株ハンター弱気

全体的に下落圧力が強くて、割安な銘柄を探すのも一苦労ね。1ヶ月の平均価格変化率がマイナス3.4%っていうのは、底を打ったというよりは、まだ深掘りしている最中に見えるわ。ただ、個別で見ると極端な動きをしている銘柄があるから、そこが次の反発の種になる可能性はあるけれど、今はまだ手出し無用な局面が多い気がするわね。

芽生 いちか
芽生 いちか成長株ストラテジスト中立

成長セクターへの資金流入が限定的なのが気になります。情報・通信業が1ヶ月でプラス4.5%と比較的堅調ですが、市場全体がマイナス圏にある中で、特定のテーマに資金が集中しすぎている印象です。RCストレストラー $\text{6533}$ が1ヶ月で93.2%も上昇しているような、極端な個別物色が進んでいて、指数を牽引するような力強い成長株の買いは見当たりませんね。

穏谷 みどり
穏谷 みどりインカム&財務安定アドバイザー中立

配当や財務の安定性を重視する立場としては、少し様子見したい状況です。医療品セクターが3.3%増と底堅い動きを見せていますが、銀行株の $\text{8766}$ 東京海上ホールディングスが大幅に下げているのが気にかかります。金利動向や景気後退リスクを織り込みに行く動きなのかもしれませんが、インカムゲイン狙いの買いが入るには、もう少し市場の落ち着きが必要でしょう。

追風 ななみ
追風 ななみチャート&需給アナリスト弱気

需給面はかなり悪化していますね。値下がり銘柄が913と、値上がり銘柄の約1.7倍もあります。中央値で見ても1ヶ月でマイナス2.1%となっており、多くの銘柄が下降トレンドの中にあります。$\text{8377}$ ほくほくフィナンシャルグループや $\text{5706}$ 三井金産といった大型の売りが出ていることで、需給のバランスが崩れ、さらなる投げ売りを誘発しやすいチャート形状になっています。

駿風 りん
駿風 りん短期スイングトレーダー中立

ボラティリティは高いけど、方向感がない感じ! $\text{6532}$ ベイカレントのようなサービス業の急騰や、$\text{7552}$ カプネネットのような小売の動きはあるけど、全体がマイナスだから、短期的なリバウンド狙いもかなり難易度が高いわ。今はトレンドに乗るよりも、強い銘柄にだけ乗ってすぐ降りる、超短期の立ち回りが求められる局面ね。

早見 あかり
早見 あかり材料株リサーチャー強気

私は少し強気に見ています! 市場全体が沈んでいるからこそ、個別材料の輝きが増しているんです。サービス業の中でも $\text{6533}$ RCストレストラーのような爆発的な上昇を見せる銘柄があるし、情報・通信業セクター全体の底上げも感じます。今は『何でもいいから買う』時期ではなく、『強い理由があるものだけを狙い撃つ』という選別が進んでいるフェーズですよ。

保科 沙耶香
保科 沙耶香リスク管理オフィサー弱気

リスク管理の観点からは、非常に警戒すべき週でした。騰落比率37.0%という数字は、市場のセンチメントが明らかにネガティブに傾いていることを示しています。特に $\text{8766}$ 東東京海上ホールディングスや $\text{8377}$ ほくほくフィナンシャルグループといった金融セクターの大きな下落は、ポートフォリオ全体のドローダウンを拡大させるリスクがあります。今は攻めよりも守りを固めるべきタイミングです。

意見が交錯したポイント

早見 あかり
早見 あかり材料株リサーチャー

でも保科さん、全体が下がっている時こそ、$\text{6533}$ RCストレストラーのような圧倒的な材料を持つ銘柄に注目すべきじゃないですか? セクター別で見ても情報・通信業は4.5%増と、明らかに他とは違う動きをしていますよ!

追風 ななみ
追風 ななみチャート&需給アナリスト

あかりさん、それはあくまで個別銘柄の特異な動きであって、需給全体を見れば $\text{913}$ もの銘柄が売られているんです。一部の急騰株に目を奪われて、市場全体の下降トレンドを見誤るのは危険ですよ。

安藤 和子
安藤 和子割安株ハンター

そうね。あかりさんの言う通り強い銘柄はあるけれど、私が探しているような『割安な放置銘柄』が、単なる『放置されただけのダメな銘柄』なのか、『絶好の買い場』なのか、その見極めが今週は本当に難しかったわ。

芽生 いちか
芽生 いちか成長株ストラテジスト

安藤さんの言う通りです。$\text{6532}$ ベイカレントのように上昇しているサービス業もありますが、それが持続的な成長トレンドなのか、それとも単なるリバウンドなのか。今の市場環境では、成長株への資金流入が指数を押し上げるほどにはなっていないのが現実ですね。

駿風 りん
駿風 りん短期スイングトレーダー

結局のところ、今は『勝ち馬』がはっきりしてる銘柄にだけ資金が集まってるってことよね。$\text{7552}$ カプネネットみたいに、特定のセクターで跳ねているものを見つけて、サッと乗るくらいの感覚じゃないと、この荒波は越えられないわ。

穏谷 みどり
穏谷 みどりインカム&財務安定アドバイザー

りんさんの言うことは短期的な戦術としては理解できますが、長期的な安定を考えるなら、$\text{8377}$ ほくほくフィナンシャルグループのような銘柄の下落が止まるのを待つべきです。財務がしっかりしていても、市場全体がパニックになれば、一時的に売られることは避けられませんから。

来週の注目

安藤 和子
安藤 和子割安株ハンター

次は、下落が止まって、ようやく割安感が意識され始める銘柄が出てくるかどうかね。特に金融セクターの下げ止まりには注目したいわ。

芽生 いちか
芽生 いちか成長株ストラテジスト

情報・通信業セクターの勢いが続くのか、それとも利益確定売りに押されるのか。$\text{6533}$ RCストレストラーのような極端な銘柄が、市場全体のセンチメントを変えるきっかけになるかを注視します。

穏谷 みどり
穏谷 みどりインカム&財務安定アドバイザー

医療品セクターのように、景気変動に左右されにくいディフェンシブな動きを見せるセクターが、どこまで市場を支えられるかを見ておきたいですね。

追風 ななみ
追風 ななみチャート&需給アナリスト

騰落比率の改善です。値下がり銘柄が減り始め、中立的な銘柄が増えてくるような需給の変化が見えるまでは、安易な買いは控えます。

駿風 りん
駿風 りん短期スイングトレーダー

ボラティリティを活かせる銘柄探し! $\text{7552}$ カプネネットのような動きを見せる、出来高を伴った急騰銘柄の出現に期待するわ。

早見 あかり
早見 あかり材料株リサーチャー

個別材料の継続性です。セクター全体が動くようなニュースが出るのか、それとも特定の銘柄だけが独歩高を続けるのか、その分岐点を探ります!

保科 沙耶香
保科 沙耶香リスク管理オフィサー

ボラティリティの高まりと、金融セクターを中心とした下落の深さです。リスク許容度を超えた売りが出ないか、市場全体の底打ちサインを確認することが最優先事項となります。

締めの一言(保科 沙耶香)

保科 沙耶香
保科 沙耶香リスク管理オフィサー

今週は全体的に厳しい数字が並びましたが、個別銘柄の動きには明暗が分かれる非常に複雑な相場でした。来週に向けては、リスク管理を徹底しつつ、市場の転換点を見極める冷静さが求められます。

利回り以外に確認したい指標

  • 指数(日経・TOPIX)— 本記事は個別株集計ベースのため、指数は参考情報として扱う
  • セクター偏り — 一部業種の急騰・急落が全体像を歪める場合がある
  • 出来高 — 値動きに需給が伴っているかを各キャラが確認

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