ディープバリュー候補|PER・PBRが特に低い銘柄

PER・PBRが市場平均を大きく下回る銘柄を、バリュートラップに注意しながら整理します。

なぜこの条件で抽出したか

PER 10倍以下・PBR 1.0倍以下

市場で特に割安と評価されている銘柄を抽出します。安さの理由の確認が特に重要です。

ROE 5%以上・自己資本比率 40%以上

極端な割安株でも、最低限の稼ぐ力と財務基盤は確認します。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-22です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
8935FJネクストホールディングス4.4%71.2%10.1%12.3%6.0
4028石原産業4.3%53.7%12.3%12.9%6.9
6741日本信号3.5%66.4%10.3%10.1%8.6
9201日本航空株式会社第1回社債型種類株式3.4%40.3%10.3%10.7%9.3
3932アカツキ4.2%72.8%28.8%12.5%7.4
1879新日本建設3.8%72.6%14.7%11.3%8.0
5351品川リフラ4.3%46.1%7.7%24.4%3.6
9022東海旅客鉄道0.8%46.6%41.4%10.9%6.6

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

スーパーのお買い物でも、「安すぎるもの」には何か理由があるものですわよね。お肉が驚くほど安ければ「賞味期限が近いのかしら?」と確認するように、投資の世界でも「なぜこんなに割安なの?」という理由を見極めることが大切です。

今日は、PER10倍以下・PBR1.0倍以下という、一見するととってもお得に見える銘柄たちをピックアップしてみました。でも、ただ安いだけではいけません。「稼ぐ力(ROE)」や「お財布の健全さ(自己資本比率)」もしっかりチェックして、中身のある優良株かどうかを見極めていきましょうね。

銘柄ごとの注目ポイント

FJネクストホールディングス(8935)

PER 6.0倍、PBR 0.7倍と、かなりお買い得感のある数字が出ています。ROEも12.3%と高く、自己資本比率も71.2%と非常にしっかりしていますわね。売上成長率も26.6%と勢いがありますし、この割安さが一時的なものなのか、それとも市場が見落としているお宝なのか、じっくり見極めたい一株です。

石原産業(4028)

PER 6.9倍、PBR 0.9倍と、こちらもバリュー株らしい指標です。ROEは12.9%と高く、収益性もしっかり確保できていますわね。化学セクターは景気の影響を受けやすい側面もありますが、財務基盤も安定しているので、現在の価格が妥当かどうか慎重に見ていきたいところです。

日本信号(6741)

PER 8.6倍、PBR 0.9倍と、落ち着いた指標ですね。ROEは10.1%で、自己資本比率も66.4%と健全です。電気機器セクターとして堅実な動きが期待できそうですが、直近3ヶ月の株価推移を見ると少し足踏みしているようですので、安さの理由を掘り下げてみたいですね。

日本航空株式会社第1回社債型種類株式(9201)

PER 9.3倍、PBR 1.0倍と、基準のラインにぴったり収まっています。ROEは10.7%あり、自己資本比率も40.3%と最低限のラインをクリアしていますわ。航空業界は変動が激しい分野ですから、この割安さが将来の成長を見越したものなのか、それともリスクを反映しているのか、注意深く観察しましょう。

アカツキ(3932)

こちらは非常に興味深い数字ですわ。営業利益率が28.8%と驚くほど高く、ROEも12.5%あります。それなのにPERは7.4倍、PBRは0.9倍。自己資本比率も72.8%と鉄壁の守りです。これだけ稼ぐ力があるのに、なぜこれほど割安に放置されているのか……。もし理由が明確でないなら、非常に魅力的な候補になりそうです。

新日本建設(1879)

PER 8.0倍、PBR 0.9倍と、建設セクターらしい落ち着いた数値です。ROEは11.3%あり、自己資本比率も72.6%と非常に高いですね。財務面での安心感はありますが、建設業界特有のコスト増などの懸念が価格に反映されている可能性もありますので、中身をしっかり確認したい銘柄です。

品川リフラ(5351)

驚きましたわ!ROEが24.4%と非常に高い収益性を誇っているのに、PERはなんと3.6倍、PBRは0.9倍です。売上成長率も23.4%と高く、まさに「お宝」のような数字に見えます。ただ、これほど極端に安い場合は、何か市場が警戒している「落とし穴」がないか、一番慎重に確認しなければなりませんわね。

東海旅客鉄道(9022)

PER 6.6倍、PBR 0.7倍と、かなり割安な水準です。営業利益率41.4%という驚異的な数字も目立ちますが、配当利回りが0.8%と低い点が気になりますわね。インフラを支える大きな企業ですが、この低PBRが長期化する理由(バリュートラップの可能性)がないか、家計簿をつけるような細やかさでチェックしていきましょう。

セクター偏りについて

今回の抽出銘柄を見ると、不動産や建設、化学、輸送といった、いわゆる「景気敏感セクター」や「資産背景が重いセクター」が多く含まれています。こうした業種は、業績の波が大きいため、指標が低く出やすい傾向があります。単に数字が低いからといって飛びつかず、その業界特有の事情を理解することが大切ですわ。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、どれも数値の上ではとても魅力的な「安さ」を見せています。でも、忘れないでくださいね。「とても安いけれど、なぜ安いのかを必ず確認したい銘柄群」だということを。業績の悪化が原因で安くなっているだけの「バリュートラップ(割安の罠)」には、特に注意が必要ですわ。

高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。 一歩ずつ、着実に進んでいきましょうね。

利回り以外に確認したい指標

  • 業績トレンド — 構造的な衰退で安いのか
  • セクター全体の評価 — 業界全体が低評価か個別要因か
  • キャッシュフロー — 利益の質と持続性

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