割安株スクリーニング|PER・PBRから見た注目銘柄

プライム市場からPER・PBRが割安でROE・自己資本比率が一定以上の銘柄を、バリュー投資の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

PER 15倍以下

収益に対して株価が割安な銘柄を抽出します。業種特性による違いは個別に確認が必要です。

PBR 1.5倍以下

純資産に対して株価が抑えられている銘柄を探します。バリュートラップに注意しつつ候補を絞ります。

ROE 8%以上・自己資本比率 40%以上

割安だけでなく、資本効率と財務基盤も確認します。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-27です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
3076あい ホールディングス4.9%77.7%13.4%19.4%7.0
4028石原産業4.3%53.7%12.3%12.9%7.0
6750エレコム3.1%74.5%11.7%18.7%7.3
9201日本航空株式会社第1回社債型種類株式3.3%40.3%10.3%10.7%9.6
3932アカツキ4.1%72.8%28.8%12.5%7.5
1879新日本建設3.7%72.6%14.7%11.3%8.2
4507塩野義製薬2.6%65.4%33.4%12.2%12.0
5351品川リフラ4.3%46.1%7.7%24.4%3.7

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

毎日のお買い物でも、「安売りだから」という理由だけでカゴに入れることはありませんよね?品質はどうなのか、賞味期限は大丈夫か、ちゃんと使い物になるものか……。投資もそれと同じです。「ただ安いだけ」の銘柄には、実は何か裏があることもありますから。

今日は、私が大切にしている「収益性(ROE)」「財務の健全性(自己資本比率)」「割安さ(PER・PBR)」のバランスを基準に、今の市場で見つけた気になる銘柄たちをご紹介しますね。

銘柄ごとの注目ポイント

あい ホールディングス(3076)

こちらは非常に力強い数字が出ていますね。PERは7.0倍と低く、PBRも1.3倍と落ち着いています。特筆すべきはROEが19.4%と高く、効率よく稼ぐ力が備わっている点です。自己資本比率も77.7%と非常に高く、家計で言えば「しっかり貯金があって、かつ稼ぎもしっかりある」という安心感のある状態と言えそうです。

石原産業(4028)

化学セクターの銘柄です。PERは7.0倍、PBRは0.9倍と、資産価値から見てもかなり割安な水準にあります。ROEも12.9%と基準をクリアしており、自己資本比率も53.7%と健全です。配当利回りも4.3%と高めなので、値ごろ感のある優良株として注目したいところですね。

エレコム(6750)

家電製品でお馴染みですが、指標を見ると非常に割安感が漂っています。PERは7.3倍、PBRは1.4倍。ROEが18.7%と高く、資本を効率的に使って利益を出している様子が伺えます。自己資本比率も74.5%と盤石で、財務的な余裕を感じますね。

日本航空株式会社第1回社債型種類株式(9201)

こちらは少し特殊な形態ですが、PERは9.6倍、PBRは1.0倍と、指標上は落ち着いた水準です。ROEは10.7%と基準を超えており、自己資本比率も40.3%と条件を満たしています。空の便を支えるインフラとしての側面もあり、じっくり見守りたい銘柄です。

アカツキ(3932)

情報・通信セクターから、非常に高い収益性を持つ銘柄が見つかりました。PERは7.5倍、PBRは0.9倍と割安ですが、注目すべきは営業利益率の高さです。ROEも12.5%あり、自己資本比率も72.8%と非常に堅実。稼ぐ力に対して株価がまだ控えめな印象を受けます。

新日本建設(1879)

建設業の銘柄です。PERは8.2倍、PBRは0.9倍と、資産に対してかなり割安に放置されている感があります。ROEも11.3%としっかり確保されており、自己資本比率も72.6%と非常に高いです。財務基盤がしっかりしているのは、主婦の目から見ても安心材料ですね。

塩野義製薬(4507)

医薬品セクターとして、PERは12.0倍、PBRは1.5倍と、今回のリストの中ではやや指標が高めに見えます。しかし、ROEは12.2%あり、営業利益率が33.4%と驚異的な高さです。高い収益性を維持している分、他の銘柄に比べると「人気」が少し反映されているのかもしれません。

品川リフラ(5351)

今回のリストの中で、最も「お買い得感」が強い数字を出しているのがこちらかもしれません。PERはなんと3.7倍、PBRは0.9倍と極めて低水準です。さらにROEは24.4%と非常に高く、効率よく利益を上げています。自己資本比率も46.1%と健全で、配当利回り4.3%という点も魅力的ですね。

セクター偏りについて

今回は、小売、化学、電気機器、空運、情報通信、建設、医薬品、ガラス・陶石と、非常に幅広い業種から抽出できました。特定の業界に偏らず、様々な分野で「割安かつ健全」な銘柄を探せたのは、スクリーニングの結果としてとても良いバランスだと思います。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、どれも「ただ安いだけ」ではなく、ROEによる稼ぐ力や、自己資本比率による守りの強さを兼ね備えているものばかりです。

家計の買い物と同じように、単に価格が安いかどうかだけでなく、その中身(品質や将来性)をしっかり確認することが大切です。「高い人気株より、ちゃんと安い優良株を。」。皆さんも、ぜひご自身の目でじっくりと吟味してみてくださいね。

利回り以外に確認したい指標

  • 業績トレンド — 割安の理由が一時的か構造的か
  • セクター平均PER — 同業他社との比較
  • キャッシュフロー — 利益の質を確認

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