高配当株ランキング|利回りだけで選ばない3つの確認ポイント
プライム市場から配当利回り3%以上・自己資本比率30%以上・営業利益率3%以上で抽出した高配当銘柄を、財務の観点から整理します。
なぜこの条件で抽出したか
配当利回り 3%以上
インカム投資の入り口として、市場平均を上回る利回り水準を設定しました。ただし、利回りが異常に高い銘柄は「株価下落で利回りが膨らんだ」ケースもあるため、これだけでは判断しません。
自己資本比率 30%以上
配当は利益の余剰金から支払われます。自己資本比率が低いと、景気後退時に減配リスクが高まります。財務の土台を確認するための条件です。
営業利益率 3%以上
本業でしっかり稼げているかを見るための条件です。営業利益が薄い会社は、配当原資の安定性に疑問が残ります。
対象市場はプライム、データ基準日は2026-07-31です。
抽出結果(上位8銘柄)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り | 自己資本比率 | 営業利益率 | ROE | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3076 | あい ホールディングス | 4.7% | 77.7% | 13.4% | 19.4% | 7.2 |
| 8935 | FJネクストホールディングス | 4.2% | 71.2% | 10.1% | 12.3% | 6.2 |
| 4028 | 石原産業 | 4.4% | 53.7% | 12.3% | 12.9% | 6.8 |
| 6741 | 日本信号 | 3.5% | 66.4% | 10.3% | 10.1% | 8.6 |
| 6750 | エレコム | 3.1% | 74.5% | 11.7% | 18.7% | 7.2 |
| 9201 | 日本航空株式会社第1回社債型種類株式 | 3.3% | 40.3% | 10.3% | 10.7% | 9.6 |
| 2317 | システナ | 4.3% | 64.9% | 16.3% | 28.6% | 4.6 |
| 8614 | 東洋証券 | 7.6% | 42.6% | 20.7% | 12.9% | 11.4 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。
こんにちは、穏谷 みどりです。
日々の生活に、ゆったりとした時間が流れることを願って。今日は、インカムゲインを大切にする皆さまのために、財務の健全性と配当のバランスが気になる銘柄たちをご紹介しますね。
「株価の上下より、毎年の配当と財務の健全さを。」
銘柄ごとの注目ポイント
あい ホールディングス(3076)
配当利回りが4.7%と非常に高く、目を引く銘柄ですね。特筆すべきは、自己資本比率が77.7%と極めて高い水準にあることです。営業利益率も13.4%、ROEも19.4%と力強く、財務の土台がしっかりしているため、配当の持続可能性についても安心感が高いといえそうです。
FJネクストホールディングス(8935)
利回りは4.2%と高水準で、自己資本比率も71.2%と健全です。営業利益率は10.1%を確保しており、本業での稼ぐ力もしっかりしています。PBRが0.8倍と解散価値を下回っている点も、長期的な視点で見ると興味深いポイントですね。
石原産業(4028)
配当利回り4.4%に加え、自己資本比率が53.7%と安定しています。営業利益率は12.3%あり、着実に利益を積み上げている様子が伺えます。化学セクターらしい堅実な財務体質を感じさせる銘柄です。
日本信号(6741)
利回りは3.5%と、今回の中では控えめですが、自己資本比率が66.4%と高く、財務の安定感があります。営業利益率も10.3%を維持しており、派手さはありませんが、穏やかに配当を受け取りたい方にとって検討しやすい銘柄といえるでしょう。
エレコム(6750)
利回りは3.1%ですが、自己資本比率が74.5%と非常に高く、財務の守りが固い印象です。ROEも18.7%と高く、効率よく利益を生み出しています。安定した財務基盤を背景とした配当の継続性が期待できそうです。
日本航空株式会社第1回社債型種類株式(9201)
利回りは3.3%です。自己資本比率は40.3%と、他の銘柄と比較するとやや低めですが、空運という事業特性を考慮する必要があります。営業利益率10.3%を維持できているかが、配当の安定性を占う鍵になりそうです。
システナ(2317)
利回りは4.3%と高く、特筆すべきはROEが28.6%という驚異的な収益性の高さです。営業利益率も16.3%と優秀ですが、自己資本比率は64.9%ですので、成長投資とのバランスをどう取っているのか、継続的な配当原資の推移に注目したいですね。
東洋証券(8614)
利回りが7.6%と非常に高い水準にあります。営業利益率も20.7%と極めて優秀ですが、自己資本比率は42.6%となっています。これほど高い利回りの場合は、株価の変動によるものか、あるいは業績の変化によるものか、慎重に見極めることが大切です。高配当は魅力的ですが、財務の健全性とセットで考えることを忘れないでくださいね。
セクター偏りについて
今回の抽出銘柄を見ると、プライム市場を中心に、情報通信、電気機器、化学、不動産など、さまざまなセクターが混在しています。特定の業界に依存しすぎないことは、ポートフォリオ全体の安定性を高めるためにも、とても大切な考え方です。
まとめ
中長期のインカム投資では、配当の継続性と財務の健全性を確認したい銘柄群です。利回りの高さだけに目を奪われず、自己資本比率や利益率といった「守り」の指標を併せて見ることが、穏やかな投資生活への近道となります。短期の値動きを狙う場合は、利回りよりも出来高やテクニカル面の確認が先になるかもしれませんね。
皆さまの資産が、ゆっくりと、大切に育っていきますように。
利回り以外に確認したい指標
- 配当性向 — 70%を超えると、減配や無配のリスクが高まります
- 営業キャッシュフロー — 利益とキャッシュの両方で配当原資を確認します
- 減配・無配の履歴 — 過去に減配したことがあるかは、長期保有の判断材料になります
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