今週の市場データ
プライム市場・流動性フィルター
市場全体の動きを把握するため、20日平均売買代金5,000万円以上のプライム銘柄を対象に集計しています。
データ基準日は2026-08-07、対象銘柄数は1445です。
市場の広がり(1か月騰落率ベース)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 平均騰落率 | 2.2% |
| 中央値 | 1.7% |
| 上昇銘柄比率 | 59.8% |
| 上昇 / 下落 / 横ばい | 864 / 574 / 7 |
今週の上昇率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 2737 | トーメンデバイス | 卸売業 | 79.7% |
| 2767 | 円谷フィールズホールディングス | 卸売業 | 73.9% |
| 3276 | JPMC | 不動産業 | 59.9% |
| 4220 | リケンテクノス | 化学 | 57.4% |
| 9110 | NSユナイテッド海運 | 海運業 | 57.1% |
今週の下落率トップ
| 銘柄コード | 銘柄名 | セクター | 1M騰落率 |
|---|---|---|---|
| 8309 | 三井住友トラストグループ | 銀行業 | -74.4% |
| 3193 | エターナルホスピタリティグループ | 小売業 | -49.1% |
| 6976 | 太陽誘電 | 電気機器 | -40.7% |
| 285A | キオクシアホールディングス | 電気機器 | -34.1% |
| 6787 | メイコー | 電気機器 | -29.3% |
セクター別の平均騰落率(上位)
| セクター | 平均1M騰落率 | 銘柄数 |
|---|---|---|
| 海運業 | 21.8% | 5 |
| 鉱業 | 9.7% | 4 |
| ゴム製品 | 9.0% | 10 |
| パルプ・紙 | 9.0% | 10 |
| 卸売業 | 8.3% | 108 |
| 証券、商品先物取引業 | 6.7% | 18 |
| 非鉄金属 | 6.1% | 19 |
| 石油・石炭製品 | 5.7% | 5 |
※ JpStockAnalyzer スクリーニング集計。指数(日経・TOPIX)ではなく個別株データの集計です。
オープニング(保科沙耶香・司会)
皆様、お疲れ様です。リスク管理オフィサーの保科沙耶香です。今週も『全員で今週の市況を評価しあう回』がやってきました。2026年8月7日現在のデータを見ると、値上がり銘柄数が864に対し値下がりが574と、騰落比率は約6割がプラス。市場全体としては底堅い動きを見せていますが、セクター間ではかなり極端な二極化が進んでいる印象ですね。本日は、この数字の裏側にある真実を、専門家たちの視点から多角的に解剖していきたいと思います。それでは、よろしくお願いします。
キャラクター各自の市況評価
全体的な騰落比率が59.8%を超えているのは、市場にまだ買い意欲が残っている証拠ね。特に興味深いのは、値上がり銘柄の平均騰落率が2.2%なのに対して、中央値が1.7%と低めに抑えられている点よ。これは一部の爆発的な上昇銘柄が平均を引き上げているだけで、中身はまだ割安な銘柄を探している層が慎重に動いていることを示唆しているわ。例えば、トップゲイナーに入っている 2737 テーマデンバイシス や 2767 金融フィジカルズホーディングス は、この1ヶ月で驚異的な上昇を見せているけれど、これらがバブルなのか、それとも正当な評価への回帰なのかを見極める必要があるわね。私はまだ、出遅れている低PBR銘柄の物色を待っている状態よ。
私は今の流れ、非常にポジティブに捉えています!海運業が1ヶ月で21.8%もの上昇を見せていることや、ネット関連の勢いを見ると、資本効率を意識した成長シナリオが市場に再評価されていると感じます。トップゲイナーの 3276 JPMC が59.9%も上昇しているのも、単なるリバウンドではなく、構造的な成長期待が乗っている証拠ではないでしょうか。グロース株への資金シフトが一部で加速しており、中長期的なトレンド形成の入り口に立っている可能性を感じますね。
上昇銘柄が多いのは結構なことですが、少し注意深く見守りたいですね。海運やネットといったセクターが強い一方で、銀行セクターの 8309 三井住友トラストグループ が1ヶ月で-74.4%という極端な下落を見せている点は無視できません。配当利回りや財務の安定性を重視する立場からすると、こうした急落は需給の乱れか、あるいは何らかの構造的な懸念が生じているサインかもしれません。全体が浮かれている時こそ、キャッシュフローと還元姿勢を冷静に見極めるべきです。
需給面で見ると、かなり『偏り』が出ていますね。騰落比率59.8%という数字は一見好調に見えますが、上昇銘柄の多くが特定のセクターに集中している傾向があります。海運業(21.8%)やネット(9.7%)といった強いトレンドが出ている一方で、下落銘柄も 6976 太洋電気 のように-40.7%と大きく崩れているものがあり、チャートの形状が二極化しています。買いが集まっている銘柄には明確な出来高を伴った上昇が見られますが、売られている銘柄は投げ売りが出やすい形になっており、ボラティリティの高まりに警戒が必要です。
私は今のボラティリティ、大好きですよ!海運セクターの勢いとか、個別株の爆発力を見ていると、短期的なスイングチャンスが転がっています。2737 テーマデンバイシス のような1ヶ月で約80%も跳ね上がる銘柄があれば、そこには必ず強いモメンタムが存在します。もちろん 3193 エターナルホスピタリティリーグ のように-49.1%と急落するリスクもありますが、そういう『動いている株』に資金が集中している今の相場は、短期勢にとっては非常にエキサイティングな局面です!
材料の観点からは、セクターごとのテーマ性が鮮明になっていますね。海運業やグロム製品、パルプ・紙といったセクターが軒並み強いのは、何らかの外部環境の変化や政策的な思惑が背景にあると考えられます。一方で、トップローサーの 6976 太洋電気 のような急落は、材料の剥落か、あるいは期待外れの決算などがトリガーになっている可能性があります。今は『なぜ上がっているのか』というストーリーの裏付けを徹底的に洗うことが求められる局面です。
私は少し慎重な姿勢を取らざるを得ません。全体としてはプラス圏ですが、個別銘柄の下落幅が非常に大きいのが懸念点です。8309 三井住友トラストグループ の-74.4%や 3193 エターナルホスピタリティリーグ の-49.1%といった数字は、単なる調整の域を超えています。市場全体が強気に見えても、こうした急落銘柄が連鎖的に増えるような事態になれば、一気にセンチメントが悪化するリスクがあります。分散投資とストップロスの徹底が、今週は何よりも重要になります。
意見が交錯したポイント
安藤さん、そう簡単に言えないのが難しいところなんです。8309 三井住友トラストグループ のような大型株がこれほど崩れるのは、需給の悪化だけでなく、金利見通しなどのマクロ要因が絡んでいる可能性が高いですから。
確かに、チャートで見ても 8309 はサポートラインを割り込んでいますね。でも、一方で 2737 テーマデンバイシス や 2767 金融フィジカルズホーディングス のような銘柄は、出来高を伴って上値を追っています。資金の『逃避』ではなく、『移動』が起きているという見方もできます。
来週の注目
締めの一言(保科 沙耶香)
上昇銘柄が多い一方で、一部の急落銘柄が示す警戒信号も無視できない、非常にダイナミックな相場状況となっています。皆様も、勢いに乗るだけでなく、常にデータの裏にあるリスクを念頭に置いて、冷静な判断を心がけてくださいね。
利回り以外に確認したい指標
- 指数(日経・TOPIX)— 本記事は個別株集計ベースのため、指数は参考情報として扱う
- セクター偏り — 一部業種の急騰・急落が全体像を歪める場合がある
- 出来高 — 値動きに需給が伴っているかを各キャラが確認



