割安株スクリーニング|PER・PBRから見た注目銘柄

プライム市場からPER・PBRが割安でROE・自己資本比率が一定以上の銘柄を、バリュー投資の観点から整理します。

なぜこの条件で抽出したか

PER 15倍以下

収益に対して株価が割安な銘柄を抽出します。業種特性による違いは個別に確認が必要です。

PBR 1.5倍以下

純資産に対して株価が抑えられている銘柄を探します。バリュートラップに注意しつつ候補を絞ります。

ROE 8%以上・自己資本比率 40%以上

割安だけでなく、資本効率と財務基盤も確認します。

対象市場はプライム、データ基準日は2026-09-28です。

抽出結果(上位8銘柄)

銘柄コード銘柄名配当利回り自己資本比率営業利益率ROEPER
5101横浜ゴム3.3%51.6%12.4%10.2%10.2
9628燦ホールディングス4.2%59.0%14.1%12.7%5.9
1879新日本建設3.4%72.6%14.7%11.3%8.8
4028石原産業4.5%53.7%12.3%12.9%6.6
9201日本航空株式会社第1回社債型種類株式3.1%40.3%10.3%10.7%10.1
4507塩野義製薬2.6%65.4%33.4%12.2%12.1
5351品川リフラ4.6%46.1%7.7%24.4%3.6
6741日本信号3.1%66.4%10.3%10.1%9.7

※ JpStockAnalyzer スクリーニング結果。数値は記事生成時点のデータです。

こんにちは、安藤 和子です。

毎日のお買い物でも、「安売りだから」という理由だけでカゴに入れることはありませんよね?品質はどうなのか、賞味期限は大丈夫か、ちゃんと使い物になるものか……。投資もそれと同じで、ただ株価が低いだけではなく、その中身がしっかりしているかを見極めることが大切です。

今日は、私が大切にしている「収益性(ROE)」「割安さ(PER・PBR)」「財務の健全性(自己資本比率)」のバランスが良い銘柄たちを覗いてみましょう。

銘柄ごとの注目ポイント

横浜ゴム(5101)

タイヤという生活に欠かせない製品を扱っていますね。PERは10.2倍、PBRは1.0倍と、指標面では落ち着いた水準です。ROEも10.2%と基準の8%を超えており、自己資本比率も51.6%と安定しています。直近の株価は少し軟調なようですが、収益力に対して妥当な範囲で推移している印象です。

燦ホールディングス(9628)

こちらは非常に驚きの数字が出ています。PERが5.9倍、PBRはなんと0.7倍と、資産価値から見てもかなり割安な状態です。ROEも12.7%と高く、自己資本比率も59.0%としっかりしています。売上成長率も42.6%と非常に高い伸びを見せており、数字の上ではとても魅力的な「お買い得感」がありますね。

新日本建設(1879)

建設業は景気に左右されやすいですが、こちらの銘柄は財務がとても強固です。自己資本比率が72.6%と非常に高く、安心感があります。PERは8.8倍、PBRは1.0倍、ROEは11.3%となっており、効率よく稼ぎながらも株価は割安な水準に留まっています。

石原産業(4028)

化学セクターの銘柄です。PERは6.6倍、PBRは0.9倍と、収益に対してかなり控えめな評価を受けています。ROEは12.9%と高く、自己資本比率も53.7%と健全です。配当利回りも4.5%と高めなので、家計を支える配当目的の視点からも気になる存在ですね。

日本航空株式会社第1回社債型種類株式(9201)

空の旅を支える企業です。PERは10.1倍、PBRは0.9倍と割安感があります。ROEは10.7%で、自己資本比率は40.3%と抽出条件のラインをクリアしています。インフラに近い事業ですので、安定した収益構造が期待できそうです。

塩野義製薬(4507)

医薬品セクターの中でも、営業利益率が33.4%と非常に高いのが特徴です。PERは12.1倍、PBRは1.4倍と、他の銘柄に比べると少し評価が高めですが、ROEは12.2%としっかり確保されています。自己資本比率も65.4%と高く、中身の詰まった優良な企業といえそうです。

品川リフラ(5351)

今回の中で最も「驚きの効率性」を見せているのがこちらです。ROEが24.4%と非常に高く、稼ぐ力が強いですね。一方でPERは3.6倍、PBRは0.9倍と、驚くほど割安な水準に放置されています。配当利回りも4.6%と高く、財務基盤(自己資本比率46.1%)もしっかりしています。

日本信号(6741)

電気機器セクターの銘柄です。PERは9.7倍、PBRは1.0倍と、指標面では非常にバランスが取れています。ROEも10.1%と基準を超えており、自己資本比率も66.4%と極めて高い水準です。派手さはありませんが、堅実な歩みを感じさせる数字ですね。

セクター偏りについて

今回は製造業や建設、化学、医薬品など、幅広い業種から抽出されました。特定の業界に偏りすぎず、それぞれの業界の中で「稼ぐ力がありながら、株価が追いついていない」銘柄がバランスよく並んでいます。

まとめ

今回ご紹介した銘柄は、どれも「ただ安いだけ」ではなく、一定の収益性や財務の健全性を備えたものばかりです。家計の買い物と同じように、単に価格が安いかどうかだけでなく、その中身がちゃんと価値のあるものかどうかを確認したい銘柄群です。

高い人気株を追いかけるよりも、こうした「ちゃんと安い優良株」をじっくり見極めていくのが、私の投資スタイルです。

利回り以外に確認したい指標

  • 業績トレンド — 割安の理由が一時的か構造的か
  • セクター平均PER — 同業他社との比較
  • キャッシュフロー — 利益の質を確認

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